受験直前は「特別なことはしない」のが吉! 専門家が心得を説く

受験日がせまり、だんだん緊張が高まってくるこの時期は、極力普通に過ごすことが大切だ。受験直前の過ごし方について、安田教育研究所の安田理氏は次のようにアドバイスする。

 

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●特別なことはしない
普段と違う特別なことをしないことが、この時期の過ごし方のポイントです。気分転換に映画に行くなどいつもと違うことをすると、余計にプレッシャーがかかるものです。また、風邪をひくと怖いですから、家中で必要のない外出は避けるようにしてください。手洗い、うがいなど、家族全員がそろって協力することが大切です。食事も普段食べ慣れたものを食べておいたほうが、胃腸の負担にもなりません。

 

●別のルートの確認
人身事故、車両故障などで電車が止まった時のために、受験校への別のルートを探しておきましょう。できればそのルートで、お子さんと一緒に受験校まで実際に行ってみることをおすすめします。ICカードへのチャージも、前もってしておきましょう。

 

●勉強は「答案の見直し」と「過去問」を
今から新しいものに取り組んでも身に付くものではありません。それよりもこれまで受けてきた模試の答案や、できが悪かった通信添削の見直しをしましょう。各科5点ずつでも上乗せできるよう答案作成の研究をするのです。

 

「過去問」も、安全校や第2志望だからと真剣な気持ちで練習しておかないのは危険です。学校により問題量や解答形式などが違うので、その学校の問題を練習したかどうかで大きな差が出ます。第1志望でなくても、制限時間を守って解くという練習は必ずしてください。

 

出典:直前の過ごし方[高校受験] -ベネッセ教育情報サイト

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