この夏をどう過ごすか 第4回

オープンキャンパスの参加の仕方

大学は以前から高校生を対象に、夏休みに「オープンキャンパス」を開いていますが、最近は高校でも中学生を対象に「オープンキャンパス」を開くようになりました。
学校の生の姿、在校生の様子を中学生に知ってもらおうというわけです。大学もそうですが、高校の「オープンキャンパス」も保護者の参加が可能ですので、この機会に志望校の中に入って、在校生・先生の姿を観察することをおすすめします。

「オープンキャンパス」では次のような催しがあるのが普通です。
・英語や理科実験の授業を体験
・各種部活の活動に参加
・学校の施設案内
・入試相談会
など。

教室で模擬授業を受けたり、自分が入りたいと思っている部活を実際に体験したりすることで、秋以降の本人の志望校へのモチベーションがグンと上昇し、勉強にも身が入ることがよくあるので、本人にぜひ行かせるといいでしょう。
ただし、部活の先輩に「うちに来いよ。待ってるぜ」などと言われると、本人はすぐその気になりやすいので、保護者が事前に調べ、志望校として考慮していい学校だけに行かせるようにしたいものです。
1日がかりになるので、そう何校も行くわけにはいかないでしょうが、何校かの「オープンキャンパス」に参加することで、学校の違いが明確になったり、それまで気が付かなかった第一志望校のウイークポイントに気付いたりすることもあるので、できれば第一志望校以外も訪れたいものです。

親子、両親で出かけると、それぞれの視点が違うので、別の面が発見できます。「オープンキャンパス」を訪れたら、帰宅後にその学校の印象について、ぜひ意見交換してください。
それが、本人、父親、母親それぞれが高校について描いているイメージの相違を確認することにもつながります。


プロフィール


安田理

大手出版社で雑誌の編集長を務めた後、受験情報誌・教育書籍の企画・編集にあたる。教育情報プロジェクトを主宰、幅広く教育に関する調査・分析を行う。2002年、安田教育研究所を設立。講演・執筆・情報発信、セミナーの開催、コンサルティングなど幅広く活躍中。
安田教育研究所(http://www.yasudaken.com/)

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