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偏食・好き嫌い

肉を食べない子、こんなふうに工夫しました

旅行のときの食事など、非日常のイベントをきっかけに、思わず食べてしまうことがありました。

M.Kさん Mちゃん (体験談当時の年齢:3歳0ヵ月頃〜6歳0ヵ月頃 女 第1子 大阪府)

その当時の子どもの状況と私の気持ちはこうでした

娘は、鶏肉だけはかろうじて食べましたが、牛・豚とも、まったくだめでした。ハンバーグ、ギョーザなどのミンチのものもだめ。食べず嫌いのものもありましたが、多くは、口に入れてもずっとかんでいて、肉が繊維だけになっても飲み込めない、という状態でした。魚は食べたので栄養面の心配はしなかったのですが、幼稚園の給食も居残っていつまでも食べているようだし、この先肉全般が食べられないとなると、食事の面でいろいろ支障が出てくるだろう、と心配していました。

このようなやり方を取り入れたら、こんな効果がありました

あるとき、旅先の民宿で、いつもなら子ども用のメニューが娘の前に並ぶのに、大人と同じお膳が並びました。それに気を良くしたのか、お膳の小さなしゃぶしゃぶをぺろりと平らげました。お肉を食べられるに至ったきっかけは、娘にとってはちょっと非日常のイベントのとき、親にとってはこちらが無理強いしないときだったと思います。「押してもだめなら引いてみる」ということでしょうか。娘は、「食べなさい」と強いると食べないのに、「食べなくていいよ」と言えば食べる、あまのじゃくみたいなところがあったようにも思います。だから、その辺の心理をくすぐって、「○○ちゃんは嫌いだったら食べなくていいよ。これはおいしいからお父さんとお母さんが食べるね」のような言い方をすると、娘の好奇心をかえって刺激するようで、食べなかったものに対してもチャレンジする気を起こさせたようでした。

現在の子どもの様子と私の気持ちはこんな感じです

現在、娘は肉が大好きです。振り返って自分の子ども時代を思い出しても、私は小さい頃はいろんな嫌いなものがありました。そんな私も特に努力をしたわけでなく、自然といろんなものが食べられるようになりました。子どもというのは好き嫌いがあるもので、時期がくれば自然と食べられるようになる、と気楽に思っていていいのかもしれません。こと自分の子どもとなると神経質になりがちですが、子どもたるものそういうもの、と気楽に思っていていいと今では思えます。

同じ悩みを持つおうちの方へのエール

子どもは好き嫌いがあって当然、と気楽に思っていてもいいと思います。子どもならではのわがままの一つなのです。そのうち、食べられるようになります。うちの子は肉全般がだめだったのに、今では肉大好き。何がきっかけになるかはわかりませんが、楽しい食卓で、食べることが楽しいと子どもが思える限り、ひょんなことがきっかけで苦手が大好きに変わるときだってあるんです。「嫌いなものがあってもいい」くらいに気楽に、そして何より楽しい食卓を作ってあげて下さいね!

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