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偏食・好き嫌い

肉を食べない子、こんなふうに工夫しました

薄切り肉を焼いて煎餅のように。煮物でだめなら、焼き物揚げ物。食感を変えると食べてくれました。

M.Mさん Cちゃん (体験談当時の年齢:1歳4ヵ月頃 女 第1子)

その当時の子どもの状況と私の気持ちはこうでした

娘は食べ物の好き嫌いが多く、特に肉はどんなにやわらかく煮ても口に入れようとしませんでした。お好み焼きなどにわからないように入れるとまだ食べるのですが、ちょっとでも形になっていると、「ベエー」と吐き出していました。「栄養不足になるのでは」と心配しましたし、子どもの食事の準備もつい神経質になってしまって・・・。食べさせるときもつい娘の嫌いな物ばかり口に入れさせようとしたので、食事が楽しくなくなってしまったのか、食も細くなってしまいました。

このようなやり方を取り入れたら、こんな効果がありました

食事の時間帯が本当に子どもに合っているのか考え直しました。いつも食事を用意する時間より少し早めに食べ物を欲しがっていたので、昼食・夕食ともに時間を少し早めにしてみたのです。好きな魚や豆などが中心のメニューにし、苦手な肉やおかずは少し横におくようにして、楽しい食事を心がけました。私も、無理に食べさせようとはしないで、「おいしいね」と言いながらパクパク食べてみせました。初めは好きな物だけ食べていた娘も、嫌いな物を指でつまみ、口に入れるようになりました。口に入れたことを褒めてあげると、何度か口に入れるようになり、時々は、吐き出さず飲み込めるようになりました。調理法を考えてみました。肉は煮込んでもハンバーグにしてもだめだったので、薄切肉にかたくり粉をつけてフライパンで焼き、パリパリのせんべいのようにしました。以前、やわらかく煮ても食べられなかった野菜を、生のまま細かく切ってだしたら、よく食べたことがあったので、歯ごたえがある方が好きなのでは? と考えたのです。天ぷらやかき揚げも試しました。多めに作って翌日の昼にはカレールーを加えてまた使うなど、私もがんばりすぎないようにしました。すると、娘は、私がうれしくなるほどよく食べてくれたのです。今までなんでもやわらかく煮ていたので、違う食感が新鮮だったのでしょう。さらに、肉の味に慣れたのか、ハンバーグまで食べられるようになりました。

現在の子どもの様子と私の気持ちはこんな感じです

以前の私は、あれもこれも食べさせようとして、食事を楽しくないものにしてしまっていました。今では、おみそ汁に肉じゃがを入れて食べるなど、すごい食べ方をしている娘を見ても何も言わず、好きなように食べさせています。そのせいか、娘が食べられる物も少しずつ増え、先日、買い物カゴに自分で大好きなバナナと一緒ににんじんを入れた姿をみたときはジーンときました。今は、納豆にチャレンジ中です。無理をせずゆっくりと一緒にがんばりたいと思います。

同じ悩みを持つおうちの方へのエール

「いつかは食べられるようになる」とか「1日や2日食べなくても大丈夫よ」とか言われても、かわいい子どものために悩んだり疲れたりするのは当たり前だと思います。栄養面だけだったら他の物でカバーできるかもしれませんが、親としてはいろいろな食材で味覚の幅を広げてあげたいと思い、工夫を凝らしている方も多いでしょう。「いつかはきっと」と思い、がんばり過ぎないように子どもと一緒にお話しながら楽しい食卓にしていきましょう。

野菜嫌いな子、こんなふうに工夫しました

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