スイミングを習い始めたところ、熱が出たり足が痛いと言って、とにかく行きたくないと言います。一度始めた習い事は続けさせた方がいいのでしょうか？　それとも無理やりはよくないのでしょうか？

初めのころはご機嫌だったのに、いざスタートしてみると行きたがらなくなってしまったということはよくあります。
最初は何をするのかちょっと楽しみなのに、だんだん様子がわかってくると思っていたより難しかったり、強制されることがいやになるからです。

ご相談のお子さんは発熱や足の痛みを訴えるとのことですから、スイミングが少し負担になっているのかもしれません。毎回行き渋るのでしょうか？　行きたくないと訴えながらも、行ったときのお子さんの様子はいかがでしょうか？

習い事そのものはあまり好きではないけれども、そこでお友だちに会えるのが楽しみというお子さんもいます。水は怖いけれども、お友だちと一緒に遊べるなどお子さんが何か楽しいと感じられるものがあれば少々がんばらせても大丈夫です。

しかし続ける場合は、お子さんが苦痛と感じていることに対して工夫を考えてあげなければなりません。水に対する恐怖心があるなら、いきなりスイミングではなく、遊びの中で少しずつ水に慣らしていくことが必要です。
スイミングに行っても水は怖い、先生が厳しい、お友だちと一斉に何かをさせられることが嫌い、お友だちとうまくかかわれないなどお子さんにとって負担になることがいくつかあり、楽しめないのなら無理じいはしないでください。

入園前に集団を経験させることは大事ですが、いやいや行っているのでは何も意味がありませんし、楽しくなければ何も身についてきません。
どうしても集団にとお考えでしたら、お子さんの好きなことを習わせてあげる方が、お子さんも自信をもって取り組め、お友だちの輪も広がっていきます。