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卒乳への道のり

卒乳(1歳6ヵ月以上のときに卒業)

「もう、大きくなったから、おしまいね」と話して聞かせ、普段の生活でも自信が持てる言葉をかけました。

T.Mさん Aちゃん (体験談当時の年齢:2歳0ヵ月頃 女 第3子)

その当時の子どもの状況と私の気持ちはこうでした

娘はおっぱいを飲まないと寝ない子だったので、おっぱいをあげながら寝かしつける毎日が、私自身も体力的にきつく、また睡眠不足でつらい思いをしていました。そこで、娘がちょうど2歳のとき、思い切っておっぱいを卒業しようと思い立ちました。

このようなやり方を取り入れたら、こんな効果がありました

おっぱい卒業を決めたら、その日は食事の用意もあらかじめしておいて、外でいっぱい遊ばせました。昼寝も少なめにして、夕食もお風呂も早めにして、「もう大きくなったからおっぱいはおしまいね。○○ちゃんが嫌いだからあげないんじゃないんだよ」と話し、寝かせました。娘は少し泣きましたが、外遊びでくたくただったせいかあっさり寝てくれました。たびたびおっぱいを欲しがって泣いたのも2、3日で、娘が興味を引かれる他のことに気持ちをそらせたら、案外手こずらずに寝てくれました。日ごろから子どもにできる仕事を手伝ってもらったりして、うんと褒めて、大きくなった自覚と喜びを持たせるようにしていたので、子どもなりにおっぱい卒業をすんなり受け入れられたように思います。

現在の子どもの様子と私の気持ちはこんな感じです

いまだに甘えん坊ですが、2歳までおっぱいを飲んでいたこともあって、満ち足りているようです。人に対しても優しい面があり、‘幸せそうな子’という感じで、見ていてほのぼのします。

同じ悩みを持つおうちの方へのエール

おっぱい卒業は大きな悩みですが、同時に、私にとって授乳しているときは、生涯忘れられない至福のひとときでした。あとになってお乳をあげることはできないので、このときを大事にしてください。ただ、やめたいと思ったときは、思い切って!おっぱいを卒業すると子どもはぐっと成長しますよ。

これから卒乳・断乳を考えていくおうちのかたへ

たけなが かずこ 先生

よく「1歳になったら卒乳を」と言われていますが、これは栄養的な面で1歳になったら大人と同じように3回食で栄養を採ることが大切ということなので、離乳食が順調に進んでいれば、たとえ1歳を過ぎておっぱいやミルクを飲んでいても無理やりやめさせる必要はありません。おっぱいは母親と子どもの関係を確認する大切な絆と考えていらっしゃるかたも多いと思います。親子のつながりを確認するという情緒的な意味合いとしては、1歳を過ぎてからもおっぱいを飲んでいても大丈夫です。

ただ注意したいのは、栄養をおっぱいに依存してはいけないということ。「栄養的な面と情緒的な面は別」と考えて、栄養は発育に合ったものをしっかりとりつつ、卒乳の時期については、お子さんのペースやお母さんの気持ちが納得できるタイミングにしていくことが成功の一番のポイントだと思います。

卒乳(1歳過ぎ〜1歳6ヵ月のとき卒業)

卒乳(1歳6ヵ月以上のときに卒業)

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