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卒乳への道のり

卒乳か断乳か、私はこう考えました

まわりはあげ続けることに否定的。迷いましたが、自分の意思で「もうやめてもいい」と判断し断乳実行。

K.Nさん Kちゃん (体験談当時の年齢:1歳6ヵ月頃〜1歳9ヵ月頃 女 第2子 神奈川県)

その当時の子どもの状況と私の気持ちはこうでした

当時、私の周囲ではまだ「卒乳説」よりも「断乳説」の方が主流で、年配のかたなどから「まだあげてるの?」と言われることがつらかったです。でも、助産師さんの中には、「好きなだけあげていいのよ」とおっしゃるかたもいて、「どちらの考えを選ぶか」というより、「どちらが本当なの?」と不安でした。でも、まだあげたいと思う気持ちが強かったので、おっぱいをやめるかどうかの決断に迷ってばかりいました。

このようなやり方を取り入れたら、こんな効果がありました

「卒乳」という言葉が出始めたころで、当時の1歳6ヵ月健診では、保健師さんや歯科衛生士さんは、おっぱいをあげ続けることに否定的だったように思います。そんなこともあって、「子どもの気持ちを待ってやめる」という選択をするのはなかなか難しいことでした。そんなまわりの状況もあり、いろいろ考え、結局は、私自身の「もうやめてもいい」という決心により、断乳を決めたという感じです。決断に関しては、いろんな人に聞いたり、本を読んだりしましたが、友人がやっていた「おっぱいに顔を描く」という方法を参考に断乳をしました。

現在の子どもの様子と私の気持ちはこんな感じです

うちの子はおっぱいに対する執着心が人一倍強く、断乳する前日まで、昼間も何度となく吸っていました。私はふたり目ということもあって、「やめるまで思う存分あげよう」と考えていましたが、やっぱり断乳を決行しようと思ったら、「うまくやめられるだろうか」ととても心配でした。でも主人と母の協力で、何とかやめることができ、子どもの方はその後、まったくおっぱいに執着することはありませんでした。

同じ悩みを持つおうちの方へのエール

断乳・卒乳に対する考えは地域性もあるようで、当時、友人の住む地域では、子どもがほしがる間はずっとあげ続けるという考えが当然だったとのこと。その話を聞いてとても驚いたのですが、結局、断乳・卒乳の時期を決めるのは、当事者次第なのではないかと思っています。歯医者さんからは、虫歯という点から別の意見もあるのかもしれませんが、まずは母親自身が「こうしたい」と思う気持ちを大事になさっていけばいいと思います。

これから卒乳・断乳を考えていくおうちのかたへ

たけなが かずこ 先生

よく「1歳になったら卒乳を」と言われていますが、これは栄養的な面で1歳になったら大人と同じように3回食で栄養を採ることが大切ということなので、離乳食が順調に進んでいれば、たとえ1歳を過ぎておっぱいやミルクを飲んでいても無理やりやめさせる必要はありません。おっぱいは母親と子どもの関係を確認する大切な絆と考えていらっしゃるかたも多いと思います。親子のつながりを確認するという情緒的な意味合いとしては、1歳を過ぎてからもおっぱいを飲んでいても大丈夫です。

ただ注意したいのは、栄養をおっぱいに依存してはいけないということ。「栄養的な面と情緒的な面は別」と考えて、栄養は発育に合ったものをしっかりとりつつ、卒乳の時期については、お子さんのペースやお母さんの気持ちが納得できるタイミングにしていくことが成功の一番のポイントだと思います。

卒乳(1歳過ぎ〜1歳6ヵ月のとき卒業)

卒乳(1歳6ヵ月以上のときに卒業)

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