カテゴリ

卒乳への道のり

卒乳か断乳か、私はこう考えました

2歳の誕生日をきっかけに、カレンダーに×印をつけながら卒乳を実行。当日はぐずってもおっぱいとは言いませんでした。

S.Sさん Nちゃん (体験談当時の年齢:1歳4ヵ月頃〜2歳0ヵ月頃 女 第1子 群馬県)

その当時の子どもの状況と私の気持ちはこうでした

おっぱい大好きで離乳食も進まず、まわりはどんどん断乳していくし…。3日泣かせれば忘れるよという友だちの言葉にも、自分は子どもを泣かせてまでやめることに自信がなく、隣近所に泣き声が響くのもいやで、自然に卒乳するという言葉に期待をもちつつ、「でも断乳」「自然卒乳」とずいぶん悩み、焦っていました。

このようなやり方を取り入れたら、こんな効果がありました

遊ぶようになれば寝る、という言葉を信じて、昼間はなるべく連れ出し、同じくらいの子どもとかかわらせ、1歳6ヵ月のときには、ほとんど昼間は飲まなくなりました。同時に、少しずつ離乳食の量も増えてきて、昼間は飲まないでもお昼寝もするようになりました。夜のおっぱいはやめられず、毎日飲まないと大泣き。「大嫌い」などの言葉もかけてしまい、反対に固執され、失敗。そこで2歳の誕生日をきっかけに、2週間計画で「この日におっぱいにバイバイしようね」とカレンダーに印をつけ、毎晩×印をつけながら「今日は好きなだけ飲んで。でも、この日からこっちはおっぱいバイバイね」と話しました。当日はぐずったけれど、「おっぱい」とはぎりぎりまで言わず、がんばりました。

現在の子どもの様子と私の気持ちはこんな感じです

断乳2日目はぐずったけれど、また戻すのはかわいそうなので、親もがんばり、3日目はほとんどぐずらず卒乳(断乳?)できました。1ヵ月ほどは眠り方がわからないのか、眠るのをいやがったのですが、その後は「眠い」とごろごろしながら眠ったりと、落ち着きました。母親としても、夜中にちょこちょことおっぱいのために起こされることもなくなったので、体力的にも精神的にもほっとしています。

同じ悩みを持つおうちの方へのエール

子どものタイプによって、卒乳や断乳の仕方が違うように思います。「自然にやめるまで待つんだ〜」と開き直ったように言っていたけれど、内心は、まわりの言葉で、私も不安や焦りをかなり感じていました。けれど今は、2歳までがんばって飲ませてよかったと思っています。飲んでいるときは、子どもも精神的に落ち着いていたようにも思います。甘えがひどすぎるかな、と思ったときがやめどきのような気もします。

これから卒乳・断乳を考えていくおうちのかたへ

たけなが かずこ 先生

よく「1歳になったら卒乳を」と言われていますが、これは栄養的な面で1歳になったら大人と同じように3回食で栄養を採ることが大切ということなので、離乳食が順調に進んでいれば、たとえ1歳を過ぎておっぱいやミルクを飲んでいても無理やりやめさせる必要はありません。おっぱいは母親と子どもの関係を確認する大切な絆と考えていらっしゃるかたも多いと思います。親子のつながりを確認するという情緒的な意味合いとしては、1歳を過ぎてからもおっぱいを飲んでいても大丈夫です。

ただ注意したいのは、栄養をおっぱいに依存してはいけないということ。「栄養的な面と情緒的な面は別」と考えて、栄養は発育に合ったものをしっかりとりつつ、卒乳の時期については、お子さんのペースやお母さんの気持ちが納得できるタイミングにしていくことが成功の一番のポイントだと思います。

卒乳(1歳過ぎ〜1歳6ヵ月のとき卒業)

卒乳(1歳6ヵ月以上のときに卒業)

体験談内検索