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卒乳への道のり

卒乳(1歳6ヵ月以上のときに卒業)

実家の家族の協力により、一日中たっぷり甘えさせ、おっぱい以外の楽しみを与えました。

E.Tさん Rちゃん (体験談当時の年齢:2歳0ヵ月頃 女 第1子)

その当時の子どもの状況と私の気持ちはこうでした

何かあって大泣きになると、必ずおっぱいを欲しがりました。そんなとき、おっぱいをあげるとすぐに泣きやむので、私も便利に思ってつい与えてしまっていたのです。子どもが2歳を過ぎた頃、卒乳を決意したのですが、考えていた以上にいつまでもひどく泣かれて、何度も中止してしまいました。どうしてもお風呂に入ったりすると私の胸が目に入るし、このままではダメなんだけどなぁ・・・と、毎日思っていました。

このようなやり方を取り入れたら、こんな効果がありました

実家に帰ったとき、みんなに協力してもらって、「ママのお乳、赤チンが出て痛いんだ。今日はちょっとだけにしてね」と言って、少しだけあげました。そして、「イタタッ」とオーバーにしてみると、すごく心配そうな顔。そのあとで、「痛いのがなおったらあげるから、ガマンしてね」と言い聞かせました。「なおったら、あげる」と聞いたせいか、気持ちが遊びやお買い物にいっているときはいいのですが、思い出すと「ママ、まだお乳イタイの?」とか「もう赤チン出てない?」などと聞いてきて・・・。ときには、お乳を服の上からなでて「よしよし」してくれたりする娘を見て、うれしいけど、かわいそうで、目がうるんでしまうこともありました。実家にいたおかげで、家事のほとんどを実家の母にお願いして、1日中思いっきり私に甘えさせてあげました。私自身、娘が生まれてから2年1ヵ月ちょっと、1日も休むことなく毎日あげていたお乳を離すのですから寂しさがありました。そこで、お乳をあげるかわりに、一緒に遊んだり、本を読んだりする時間をふやしました。この頃から、「寝る前には必ず本を読んであげる」という決まりみたいなものができたと思います。思いっきり甘えられるせいか、あまり大泣きしてお乳をねだることもなくなり、寝かしつけも、本を読んだり、歌ったり、トントンしてあげればあっさりOK。本と歌があれば、大丈夫な子どもになりました。

現在の子どもの様子と私の気持ちはこんな感じです

娘は、今でも、お乳をさわりながら眠ります。私もうっとうしいと思うときもありますが、それくらいはいいかな、と割り切っています。あんなに大好きなお乳だったのだから、仕方がないでしょうし、今もさわりながら安心しているのだと思います。そうして、ちょっと寂しくなってしまった私自身も、安心しているのだと思います。思い出してみると、ずいぶん大変だったような、あっさり終わってしまったような気がします。

同じ悩みを持つおうちの方へのエール

悩んでいるときは、本当にお乳にバイバイできるのか不安だと思います。卒乳には、いろいろ考えがあると思いますが、「親子が十分満足したときが、いいときなのかな?」と、今では思います。わが子がお乳を飲んでいる顔は、一生忘れられないですよネ。お乳がなくても、いつも一緒だよという気持ちは、必ず子どもに伝わると思います。お乳にこわい顔を描くとか、からしをぬるという話も聞きますが、私は自分に合った方法をとるのがよいと思いますよ。

これから卒乳・断乳を考えていくおうちのかたへ

たけなが かずこ 先生

よく「1歳になったら卒乳を」と言われていますが、これは栄養的な面で1歳になったら大人と同じように3回食で栄養を採ることが大切ということなので、離乳食が順調に進んでいれば、たとえ1歳を過ぎておっぱいやミルクを飲んでいても無理やりやめさせる必要はありません。おっぱいは母親と子どもの関係を確認する大切な絆と考えていらっしゃるかたも多いと思います。親子のつながりを確認するという情緒的な意味合いとしては、1歳を過ぎてからもおっぱいを飲んでいても大丈夫です。

ただ注意したいのは、栄養をおっぱいに依存してはいけないということ。「栄養的な面と情緒的な面は別」と考えて、栄養は発育に合ったものをしっかりとりつつ、卒乳の時期については、お子さんのペースやお母さんの気持ちが納得できるタイミングにしていくことが成功の一番のポイントだと思います。

卒乳(1歳過ぎ〜1歳6ヵ月のとき卒業)

卒乳(1歳6ヵ月以上のときに卒業)

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