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卒乳への道のり

卒乳(1歳6ヵ月以上のときに卒業)

「お腹の赤ちゃんに譲ろうね」と根気良く言い聞かせると、まだ見ぬ赤ちゃんへの思いやりも芽生えました。

Y.Yさん Kくん (体験談当時の年齢:1歳9ヵ月頃〜1歳10ヵ月頃 男 第1子)

その当時の子どもの状況と私の気持ちはこうでした

母乳がこんなに経済的だなんて・・・と思ってずーっときてしまいましたが、気が付くともう2歳近く。でも、周りから『まだおっぱい飲んでるの?』と言われてもあまり気にはしていませんでした。そんな時、妊娠が発覚!!これはやめないと・・・と思い始めたんです。外遊びが出来るようになり、疲れるせいかお昼寝の時は横たわっていればおっぱいなしでも寝てくれたのですが、夜はそう簡単にはいきませんでした。

このようなやり方を取り入れたら、こんな効果がありました

疲れて眠いはずなのにおっぱいをほしがる息子。初めは手遊びしたり本の読み聞かせをしたりして、ゆったりとした雰囲気作りを試みました。しかし泣きじゃくる息子に負けて、ついあげてしまって。ようやく寝たかと思ってほっとしていると今度は夜泣き。夜泣きは何をしてもだめでした。おっぱいの威力ってすごいなぁ・・・と感心してしまうほど。もう2歳なんだし話せばわかる・・・と手遊びや絵本でまぎらわすのをやめ「ママのお腹には赤ちゃんがいるの知ってるよね!○○くんも沢山飲んだし、おっぱいは赤ちゃんにあげようね。」と話すようにしました。最初は「やっ、だめ・・・」と泣いていましたが、そのうち飲まなくても寝てくれるようになったんです。

現在の子どもの様子と私の気持ちはこんな感じです

最近ではおもちゃまでも「これは赤ちゃんにあげる」なんて言うようになりました。卒乳をとおしてまだ見ぬ赤ちゃんへの優しい気持ちが芽生えたのかと嬉しく思います。

同じ悩みを持つおうちの方へのエール

私はタイミングよく妊娠があり、止めるきっかけが出来ましたが、無理に止める必要はないと思います。母乳は親子のスキンシップです。ある程度大きくなったならちゃんと話してみては・・・。意外に子どもって理解するものですよ!!頑張ってください。

これから卒乳・断乳を考えていくおうちのかたへ

たけなが かずこ 先生

よく「1歳になったら卒乳を」と言われていますが、これは栄養的な面で1歳になったら大人と同じように3回食で栄養を採ることが大切ということなので、離乳食が順調に進んでいれば、たとえ1歳を過ぎておっぱいやミルクを飲んでいても無理やりやめさせる必要はありません。おっぱいは母親と子どもの関係を確認する大切な絆と考えていらっしゃるかたも多いと思います。親子のつながりを確認するという情緒的な意味合いとしては、1歳を過ぎてからもおっぱいを飲んでいても大丈夫です。

ただ注意したいのは、栄養をおっぱいに依存してはいけないということ。「栄養的な面と情緒的な面は別」と考えて、栄養は発育に合ったものをしっかりとりつつ、卒乳の時期については、お子さんのペースやお母さんの気持ちが納得できるタイミングにしていくことが成功の一番のポイントだと思います。

卒乳(1歳過ぎ〜1歳6ヵ月のとき卒業)

卒乳(1歳6ヵ月以上のときに卒業)

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