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卒乳への道のり

卒乳(1歳過ぎ〜1歳6ヵ月のとき卒業)

一日中「おっぱい」だった娘。よく遊ぶようになって自然と卒乳。いつまでに、と決めずにおおらかに見守ることも大事かな。

A.Kさん Mちゃん (体験談当時の年齢:1歳0ヵ月頃〜1歳6ヵ月頃 女 第1子 東京都)

その当時の子どもの状況と私の気持ちはこうでした

寝ても覚めても、おっぱいが大好きな娘でした。朝起きるとおっぱい、眠くなるとおっぱい、機嫌が悪くなったり、手持ちぶさたになるとおっぱいをほしがり、一日中「おっぱい」の状態でした。まわりのお友だちからおっぱいを卒業した話を聞くと、つい、娘と比べて焦りました。このままで卒乳できるのか、と思うと不安でした。

このようなやり方を取り入れたら、こんな効果がありました

早く卒乳してほしくて決心しましたが、大泣きされると、つい、根負けをしてしまい、何度も失敗を繰り返しました。そこで、昼間だけでも卒乳できるように、公園や児童館の催しに出かけたり、サークル活動に参加をしたりしました。遊んだあとにのどが渇くので、必ずパックの飲みものを用意して行きました。それはストローの練習にもなり、のどが渇く度にあげているうちに、おっぱいをほしがる時間が少なくなりました。保健師さんに相談をしたところ、「まだまだ個人差があるときなので、その子のペースに合わせて進めていけば必ず卒乳できる」と聞き、安心しました。また、先輩ママにも「いつかは必ず卒乳できる!」と励まされて、元気が出ました。いろいろな専門家や先輩の経験を聞くことで安心しました。

現在の子どもの様子と私の気持ちはこんな感じです

昼間の卒乳ができてからは、夜のおっぱいも時間がかからずに卒業できました。言葉で自分の気持ちを伝えられるようになり、行動範囲も広がり、公園などで思いきり遊ぶと、夜、ぐっすりとよく寝るようになりました。また、娘にも、いつまでもおっぱいでは“恥ずかしい”という気持ちも芽生えていったようです。私も“いつかは卒乳できる”とおおらかに見守ることで、気持ちが楽になりました。

同じ悩みを持つおうちの方へのエール

母と子のきずなを築いてきたおっぱいを卒業することは、親にとっても子どもにとってもつらい試練ですが、どの子も必ず卒乳できる時期があると思います。いつまでに、と思ったり、ほかの子と比べると焦ってしまいますが、まだまだ一人ひとり個人差があるときですので、焦らず、叱らず、見守ってあげることが一番だと思います。大丈夫! どの子も必ず卒乳できる日が来ると思います。子どもを信じて待ってあげられるとよいですね。

これから卒乳・断乳を考えていくおうちのかたへ

たけなが かずこ 先生

よく「1歳になったら卒乳を」と言われていますが、これは栄養的な面で1歳になったら大人と同じように3回食で栄養を採ることが大切ということなので、離乳食が順調に進んでいれば、たとえ1歳を過ぎておっぱいやミルクを飲んでいても無理やりやめさせる必要はありません。おっぱいは母親と子どもの関係を確認する大切な絆と考えていらっしゃるかたも多いと思います。親子のつながりを確認するという情緒的な意味合いとしては、1歳を過ぎてからもおっぱいを飲んでいても大丈夫です。

ただ注意したいのは、栄養をおっぱいに依存してはいけないということ。「栄養的な面と情緒的な面は別」と考えて、栄養は発育に合ったものをしっかりとりつつ、卒乳の時期については、お子さんのペースやお母さんの気持ちが納得できるタイミングにしていくことが成功の一番のポイントだと思います。

卒乳(1歳過ぎ〜1歳6ヵ月のとき卒業)

卒乳(1歳6ヵ月以上のときに卒業)

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