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卒乳への道のり

卒乳(1歳過ぎ〜1歳6ヵ月のとき卒業)

泣かれてイライラするより気が済むまであげることにしていたら、ある日、卒乳。子どもは十分飲んで満足したのかな。

T.Kさん Yくん (体験談当時の年齢:1歳0ヵ月頃〜1歳5ヵ月頃 男 第1子 北海道)

その当時の子どもの状況と私の気持ちはこうでした

夜寝るとき、ぐずったときは、必ずおっぱいを飲まないとダメで、そのせいか私には生理がずっとありませんでした。めまいや動悸(どうき)もして、ときどきすごく不安になったり、イライラしたり、体調がよくありませんでした。

このようなやり方を取り入れたら、こんな効果がありました

日中は、ジュースや麦茶をあげたり、なるべく外に出したり、気が紛れるように遊んであげたりしました。夜は、絵本を読んだり、ずっと抱っこして揺すったりして、泣きやんで寝るのを待ちました。しかし、なかなか泣きやまず、結局、おっぱいをあげるとすぐに機嫌が直るので、あげてしまうことがずっと続きました。

現在の子どもの様子と私の気持ちはこんな感じです

泣かれてお互いにイライラするよりも、気が済むまでおっぱいを与え続けることにしていたら、1歳5ヵ月のある日、おっぱいを飲まずに寝てしまい、それからぱったり飲まなくなりました。私の体調もすっかりよくなり、1ヵ月後には生理も再開してひと安心。友だちが「産後1年過ぎても生理がないと子宮が古くなる」と医師に言われたと言っていたので焦りましたが、大丈夫でした。今では全然おっぱいに興味がないので寂しいくらいです。

同じ悩みを持つおうちの方へのエール

私は、育児書やまわりのママ友だちから聞いたことで焦って不安になり、気にしすぎて体調が悪く、イライラしていました。それがわが子にもわかっていたのかもしれません。おっぱいべったりだったわが子は、おっぱいというより、私にひっつきたくて泣いていたような気がします。すんなり卒乳するのには、いつもたっぷり抱き締めてあげるのがいいのかなと思います。

これから卒乳・断乳を考えていくおうちのかたへ

たけなが かずこ 先生

よく「1歳になったら卒乳を」と言われていますが、これは栄養的な面で1歳になったら大人と同じように3回食で栄養を採ることが大切ということなので、離乳食が順調に進んでいれば、たとえ1歳を過ぎておっぱいやミルクを飲んでいても無理やりやめさせる必要はありません。おっぱいは母親と子どもの関係を確認する大切な絆と考えていらっしゃるかたも多いと思います。親子のつながりを確認するという情緒的な意味合いとしては、1歳を過ぎてからもおっぱいを飲んでいても大丈夫です。

ただ注意したいのは、栄養をおっぱいに依存してはいけないということ。「栄養的な面と情緒的な面は別」と考えて、栄養は発育に合ったものをしっかりとりつつ、卒乳の時期については、お子さんのペースやお母さんの気持ちが納得できるタイミングにしていくことが成功の一番のポイントだと思います。

卒乳(1歳過ぎ〜1歳6ヵ月のとき卒業)

卒乳(1歳6ヵ月以上のときに卒業)

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