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卒乳への道のり

卒乳(1歳過ぎ〜1歳6ヵ月のとき卒業)

離乳食が進まないので卒乳を決意。息子を夫に任せ、泣いても与えず。おっぱいなしで1回寝たら卒乳できました。

R.Uさん Sちゃん (体験談当時の年齢:1歳4ヵ月頃 女 第1子 千葉県)

その当時の子どもの状況と私の気持ちはこうでした

とにかく母乳が好きで、1歳を過ぎても、1日に10回以上も飲んでいました。離乳食も固形物が食べられず、のどにつかえて吐いてしまい、結局、母乳を飲んでいた1歳4ヵ月まで、離乳食も中期から後期の段階でした。もちろん、離乳食の量もわずかしか食べません。というか、お腹がすくと、おっぱいを飲ませないと泣いて収まりがつかず、離乳食も、おっぱいのあとにしか食べてくれなかったのです。

このようなやり方を取り入れたら、こんな効果がありました

お友だちのアドバイスで、週末、食事のしたく以外、私は別室で過ごし、息子は主人任せに。1日目の朝と昼は「おっぱいでないといやだ」と泣き叫び、食事を受けつけませんでしたが、おなかがすいたようで、夕はんは食べました。昼間はプールや公園で体を動かして疲れさせ、夜は散歩で気分転換。おっぱいなしで寝かせました。結局、この日でおっぱいにはあっさりバイバイ。その後は食事の量も増え、固形物も食べられるようになりました。卒乳の日を決めて、1ヵ月くらい前から毎日、「あと少しでおっぱいバイバイだからね」と子どもに言い聞かせていました。

現在の子どもの様子と私の気持ちはこんな感じです

「1歳を過ぎて、まだおっぱいを飲んでいるなんて」と両親からうるさく言われていました。私自身は卒乳させるのが寂しいのと、卒乳させることに自信がない気持ちから、ずるずると卒乳を後回しにしていました。でも、卒乳してみたら、食事をきちんと食べ、夜も起きなくなり、何よりも外出先で授乳することがなくなったので、本当に楽になりました。こんなことなら、もっと早く卒乳すればよかったと思っています。

同じ悩みを持つおうちの方へのエール

自分ひとりで乗り越えようとせず、家族に協力を頼んで、みんなで取り組んだ方が楽ですよ。おっぱいを卒業すると、子ども自身も赤ちゃんから子どもへと一歩成長するので、育児も少しだけ楽になると思います。卒乳のときに泣かれてしまうのはしかたないですが、それも一時のみ。子どもはすぐに忘れますよ。

これから卒乳・断乳を考えていくおうちのかたへ

たけなが かずこ 先生

よく「1歳になったら卒乳を」と言われていますが、これは栄養的な面で1歳になったら大人と同じように3回食で栄養を採ることが大切ということなので、離乳食が順調に進んでいれば、たとえ1歳を過ぎておっぱいやミルクを飲んでいても無理やりやめさせる必要はありません。おっぱいは母親と子どもの関係を確認する大切な絆と考えていらっしゃるかたも多いと思います。親子のつながりを確認するという情緒的な意味合いとしては、1歳を過ぎてからもおっぱいを飲んでいても大丈夫です。

ただ注意したいのは、栄養をおっぱいに依存してはいけないということ。「栄養的な面と情緒的な面は別」と考えて、栄養は発育に合ったものをしっかりとりつつ、卒乳の時期については、お子さんのペースやお母さんの気持ちが納得できるタイミングにしていくことが成功の一番のポイントだと思います。

卒乳(1歳過ぎ〜1歳6ヵ月のとき卒業)

卒乳(1歳6ヵ月以上のときに卒業)

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