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卒乳への道のり

卒乳か断乳か、私はこう考えました

おっぱいに頼らなくても眠れるように昼寝も静かな雰囲気で。夜はお母さんにふれながら寝かせる方法でゆっくり自然と卒乳へ。

H.Kさん Rくん (体験談当時の年齢:1歳0ヵ月頃〜2歳0ヵ月頃 男 第2子 東京都)

その当時の子どもの状況と私の気持ちはこうでした

母乳とミルクの混合で育ててきました。上の子は、1歳前からミルクが主となり、離乳食と同時にフォローアップミルクへ切り替えたところ、すんなりと卒乳ができたので、下の子も…と思っていたのに、下の子は安心感を得るためにおっぱいが離せない様子。特に、夜、おっぱいを与えないとなかなか寝てくれず、大泣き状態に手を焼いていました。卒乳をどうしたらよいのかと迷っていました。

このようなやり方を取り入れたら、こんな効果がありました

お客さんが来ているときでも私のおっぱいをほしがるので、さすがに1歳を過ぎてからは、私の方が気恥ずかしくなりました。そこでまず、昼間、おっぱいを卒業できるようにがんばってみることに。眠くなるとおっぱいをほしがるので、昼寝の時間も静かな雰囲気をつくり、体をトントンとたたいてみたり、おんぶして揺すってみたり、ベビーカーで外をひと回りしたり。そのうち、次第におっぱいに頼らずに済むようになりました。夜は私もくたくたなので、自然におっぱいから離れるのを待つことにしました。1歳半ごろまでおっぱいをくわえながら寝ていましたが、歩くようになると昼間の活動が多くなり、夜は疲れて、おっぱいをくわえてもすぐに眠るようになってきました。そこで、おっぱいは手でさわるだけにし、そのうち、えり元に手を入れた状態でもすんなり寝るようになりました。最終的には私の腕をさすりながら眠るという方法で、すっかり卒乳できました。

現在の子どもの様子と私の気持ちはこんな感じです

上の子の場合は、自然に1歳でおっぱいを離れましたが、その後、指しゃぶりのくせが見られました。下の子の場合は、時間をかけてゆっくりと卒乳したからか、指しゃぶりなどのくせは見られませんでした。少々時間がかかって大変なこともあるかもしれませんが、何事もプラス・マイナスの帳じりはどこかで合うのかな、なんて思ったものでした。子育ては、その子、その子によって合う方法が違うということも実感させられました。

同じ悩みを持つおうちの方へのエール

卒乳か断乳か、迷いますよね。次のお産を控えているなどの理由で断乳に踏みきった方がよいかた、自然に卒乳を迎えようと思っていらっしゃるかた、それぞれがそのときどきで、お子さんに一生懸命に接してこられたことは、どこかで何らかの力につながっていくと思います。ご自分の状況やお子さんの様子などを考えて、選択した方法が一番よい方法なんだと思いますよ。お母さんが「これ!」と決めた方法でがんばってくださいね。

これから卒乳・断乳を考えていくおうちのかたへ

たけなが かずこ 先生

よく「1歳になったら卒乳を」と言われていますが、これは栄養的な面で1歳になったら大人と同じように3回食で栄養を採ることが大切ということなので、離乳食が順調に進んでいれば、たとえ1歳を過ぎておっぱいやミルクを飲んでいても無理やりやめさせる必要はありません。おっぱいは母親と子どもの関係を確認する大切な絆と考えていらっしゃるかたも多いと思います。親子のつながりを確認するという情緒的な意味合いとしては、1歳を過ぎてからもおっぱいを飲んでいても大丈夫です。

ただ注意したいのは、栄養をおっぱいに依存してはいけないということ。「栄養的な面と情緒的な面は別」と考えて、栄養は発育に合ったものをしっかりとりつつ、卒乳の時期については、お子さんのペースやお母さんの気持ちが納得できるタイミングにしていくことが成功の一番のポイントだと思います。

卒乳(1歳過ぎ〜1歳6ヵ月のとき卒業)

卒乳(1歳6ヵ月以上のときに卒業)

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