カテゴリ

卒乳への道のり

卒乳(1歳までに卒業)

卒乳を決行して3日間は食べない息子との戦い。4日目で猛然と食べ始め、終わったことを実感。夜泣きも減りました。

K.Yさん Yくん (体験談当時の年齢:0歳7ヵ月頃 男 第1子 東京都)

その当時の子どもの状況と私の気持ちはこうでした

母乳相談で、知恵がつく前に卒乳するように言われ、そういうものなんだと思っていました。完全母乳で、夜中も数回起こされ、どこへ行くにも息子と一緒。そろそろ親から離れて行動する第一段階として、卒乳してもいいかなあと思ってもいました。同じ所に相談に来るほかのお母さんたちと話もしていたし、卒乳後のお子さんやお母さんも見ていたので、特別心配するようなこともなく、自分も同じことをするのだと思っていました。

このようなやり方を取り入れたら、こんな効果がありました

保健師さんと相談して決行。まず、おっぱいにへのへのもへじを書き、「今日でおしまいだよ」と話して聞かせました。その日はどんなに泣かれてもおっぱいを与えず、食べたいものを好きなだけ食べさせましたが、最後は、つらくて廊下に転がって寝てしまいました。翌日も、食べない息子と、張ってつらい自分の体との戦いでした。息子の泣き声がつらく、私は一日中食欲もわかず、ずっと横になっていたように記憶しています。

現在の子どもの様子と私の気持ちはこんな感じです

食べない息子と、張ってつらい自分の体との戦いは3日間続きましたが、4日目に息子が猛然と食べ出し、おっぱいをほしがらなくなりました。「ああ、これで終わったな」と感じました。それ以降、夜も泣く回数がぐっと減りました。それまでは夜泣きするとおっぱいを与えていたけれど、もう与えるものがないので、部屋を明るくしてそばにいると、泣きやむようになりました。何よりも私が普通の洋服が着られるようになり、楽になりました。

同じ悩みを持つおうちの方へのエール

私の場合、母乳相談に通っていて、周囲に同じ経験をしている人を見ていたので、何の疑問も不安もなく、卒乳を一気に進めました。私は早めに卒乳しましたが、卒乳や卒乳の時期は、何よりも母親の気持ちひとつで判断していいのではないかと思います。迷いがあるときには無理をしない方がいいし、周囲に何と言われようと、自分が「やめたい」と思うときが潮時なのではないでしょうか。

これから卒乳・断乳を考えていくおうちのかたへ

たけなが かずこ 先生

よく「1歳になったら卒乳を」と言われていますが、これは栄養的な面で1歳になったら大人と同じように3回食で栄養を採ることが大切ということなので、離乳食が順調に進んでいれば、たとえ1歳を過ぎておっぱいやミルクを飲んでいても無理やりやめさせる必要はありません。おっぱいは母親と子どもの関係を確認する大切な絆と考えていらっしゃるかたも多いと思います。親子のつながりを確認するという情緒的な意味合いとしては、1歳を過ぎてからもおっぱいを飲んでいても大丈夫です。

ただ注意したいのは、栄養をおっぱいに依存してはいけないということ。「栄養的な面と情緒的な面は別」と考えて、栄養は発育に合ったものをしっかりとりつつ、卒乳の時期については、お子さんのペースやお母さんの気持ちが納得できるタイミングにしていくことが成功の一番のポイントだと思います。

卒乳(1歳過ぎ〜1歳6ヵ月のとき卒業)

卒乳(1歳6ヵ月以上のときに卒業)

体験談内検索