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総合監修:二瓶 健次 先生
各専門分野の先生の紹介
生活・健康・安全アドバイス - 家庭での対応
ひとり遊びの時間が多いと無口な子になってしまうのでしょうか?
現在5ヵ月になる娘がいます。娘のかたわらで自営の事務をしていることもあり、ひとり遊びをしていることもあります。
ひとり遊びの時間が多いと無口な子になってしまいますか? この時期に親子のコミュニケーションで必要なことはどんなことでしょうか?
ひとり遊びが多いからといってお子さんが無口になるようなことはありません。親子のかかわりは量より質です。おうちのかたがお子さんと一緒に遊ぶことを楽しんでください。
5ヵ月といえばまわりへの関心が強くなる時期です。
見るもの、聞くものすべてが珍しく、興味を向けたものに手を伸ばしてつかんだり、何でも口に持っていってなめたりします。お子さんが持ちやすいおもちゃ、音や動きでお子さんの興味をひくおもちゃを用意して、一緒に遊んであげましょう。
お子さんが自分でおもちゃを持って遊べるようになると、ひとり遊びの時間も必要です。おもちゃをじっと見つめたり持ったり、振ってみたり、左右の手を動かしてみたりとさまざまな遊びをしています。ひとり遊びをすることで子どもの探求心や想像力が育ってきます。
おうちのかたがいつも遊びのリードをするのではなく、お子さんの中から好奇心が引き出されてくることが大切なのです。
この時期の親子のかかわり方ですが、5ヵ月になると情緒も発達し、おうちのかたの呼びかけに笑ってこたえたり、おうちのかたの姿が見えなくなると泣いたりするようになります。親子のかかわりが大事といっても、お子さんと一日中べったり遊ぶ必要はありません。おうちのかたの姿が見えていればお子さんは安心してひとり遊びをしているはずです。お子さんがおうちのかたを見て、呼びかけるような発声をすればそれにこたえてあげましょう。
また仕事や家事の合間など、一緒に遊んであげられるときは、お子さんとしっかり向き合い、抱っこや声かけ、「いないいないばあ」などのあやし遊び、おもちゃを使った遊びなどしてあげましょう。
何よりもおうちのかた自身がお子さんとのかかわりを楽しむことが親子のかかわり方の基本です。