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生活リズム

寝る時間が遅く、早起きができない子、こんなふうに働きかけました

昼寝を減らす、入浴後の体が温かいうちに寝かせる、話をよく聞いて安心させるなど、いろいろ工夫してみました。

A.Mさん Yちゃん (体験談当時の年齢:1歳0ヵ月頃〜5歳0ヵ月頃 女 第1子 千葉県)

その当時の子どもの状況と私の気持ちはこうでした

娘は生後間もない頃から昼夜逆転していました。1歳過ぎ頃からそれは直ったのですが、寝つきが悪く、布団に入ってから1〜2時間くらいゴロゴロして寝ませんでした。幼稚園に通い出した3歳頃からは、さらに夜も泣くことが度々あり、私たち家族はヘトヘトでした。夜泣きの原因を見つけるために、園の先生に相談したりした結果、園で嫌なことがあった場合や私に叱られた日の夜に泣くことがあるように思いました。

このようなやり方を取り入れたら、こんな効果がありました

まず、2歳半頃からなるべく昼寝をさせないようにして(しても30分〜1時間で起こす)、夜はお風呂から出て体が温かいうちに布団に入り、本を読んであげることにしました。それでも寝ないときは、部屋を暗くしてひたすら寝たふりをしていると、いつの間にか娘も寝てしまっていました。夜泣きの方は、なるべく園から帰ってきた娘の話をよく聞いてあげて、その出来事に関して娘の味方になり、「いつでもママは味方よ」ということを伝え安心させるようにしました。私も叱り方を少し変え、なるべく子どもの言い分も聞くように努力するようにしました。その結果、夜泣きもほとんどなくなりました。

現在の子どもの様子と私の気持ちはこんな感じです

いまだに寝られない日や夜泣きをする日もありますが、もう毎日のことではないので、私も気持ちが楽になり「こういう日もあるかあ」と受け止めています。最近では、夜泣いている娘の手を握ったり、背中をトントンしながら「大丈夫だよ」などと声をかけると泣き止むこともあります。怖い思いや不安なことがあると夜泣きという形で表れるのだと思います。夜中に目を覚ましてしまったときは、布団の中でいろいろと話をしたり、ビデオを見たり、ときには夜中におもちゃで遊んであげたり・・・。気が済むと自分から「寝る」と言って寝てしまいます。

同じ悩みを持つおうちの方へのエール

「早く寝なさい!」と言いたくなりますが、寝たくなればそのうち寝るので、焦らずゆっくりと子どものペースに合わせるのが良いと思います。夜中に起きてしまったら、少し遊び相手をしてあげると、気が済むのか自分からコロッと寝てくれるときもありますよ!

0〜1歳の子どもの生活リズム・睡眠に関するアドバイス

たけなが かずこ 先生

6カ月を過ぎると、子どもの夜泣きが大変というご家庭も少なくないと思います。赤ちゃんは夜・昼関係なく泣くもので、それはしかたがないとわかってはいても、親にとっては辛いですよね。

夜泣きがひどいと思ったときは、まず「原因のある夜泣きかどうか」をチェックしてみましょう。体が何かでしめつけられていないか、布団がはだけて寒かったりしていないか、鼻づまりなどはないか、昼間興奮したことがなかったか、熱や下痢など体調の変化はないか・・・などなど。いずれも当てはまらない、という場合は、生活リズムの面で改善すべきことはないかを考えてみましょう。それでも思い当たらない、という場合は、漢方薬を与えるなども精神安定の面で効果があると言われています。また、環境が変わると落ち着くということもあるので、外に連れ出してみる、というのもひとつの対処法です。

生活リズムについては、起床〜就寝までの生活時間を毎日できるだけ一定にするのがコツです。1歳前後は神経系統が発達していく時期なので、そのためにもリズムを作りおだやかな生活が送れるようにしてあげたいもの。子どもの生活時間をまず決め、大人がそれに合わせるほうが、結果的に大人の生活リズムも守れ、大人の時間も確保しやすくなります。急な用事などができたときにも、「○時に食事だから、パパに頼める」とか「△時には帰ってくればいい」など生活時間が一定でない場合よりも予定が立てやすかったりもするので、毎日の生活リズムを大切にして、それを続ける努力をしていきましょう。

寝る時間が遅く、早起きができない子、こんなふうに働きかけました

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