カテゴリ

食事の態度・マナー

食事中立ったり遊んだりする子に、こんなふうに働きかけました

見た目をカラフルに楽しく工夫し、会話をしながら一緒に食べました。

T.Iさん Rちゃん (体験談当時の年齢:3歳0ヵ月頃 女 第1子)

その当時の子どもの状況と私の気持ちはこうでした

食事中に席を立ったり、遊びはじめたりしてしまっていました。食事用のテーブル付き椅子に座って、はじめの10分くらいはおとなしく食べているのですが、なかなか飲み込めないものや嫌いなものが出てくると、わざと落としたりぐちゃぐちゃにつぶしたり・・・。そのうちに椅子から抜け出そうと動きはじめるので、私の方は「せっかく作ったのに・・・」と悲しくなったり、怒ったりしました。

このようなやり方を取り入れたら、こんな効果がありました

まず、なるべく見た目をカラフルに楽しく(にんじんを花の形に切ったり、ご飯を型で抜いたり、赤・黄・緑を必ず入れたり)作りました。見た目がきれいだと食欲がわくのか、「ママ、すごくきれい。おいしそうだね」と、たくさん食べてくれるようになりました。ただ、嫌いなものはやっぱりわかってしまうのか、大きく切ると食べないので、細かくしてハンバーグやシチューに混ぜてしまうと、知らず知らずのうちに食べるようになりました。あと、食べるときはなるべく一緒に食べて、「おいもさんがお口に入りたいよーって言ってるよ」「今日は食べられたの。すごい、えらいねー!」とか、子どもが楽しく食べられるように会話を増やしました。褒められると子どもは満足した顔で、にこにこと箸を進めるようになりました。でも、外食やおばあちゃんの家で食べるときは自宅とは違って、どうしても他のことに興味がいってしまうのか、落ちついて食べさせるのが大変でした。

現在の子どもの様子と私の気持ちはこんな感じです

今ではよほど気分が良くないとき以外は、テーブル付き椅子でなくても、座って食べられるようになりました。年齢とともに、親の言うこと、他の友だちがしていることが理解できるようになってきたので、手を貸さなくても1人でできます。つい最近までフォークとスプーンも満足に使えなかったのに、今では箸もちゃんと持てるようになったので、親のほうが子どもの成長にびっくりする毎日です。

同じ悩みを持つおうちの方へのエール

今はできなくても、いつかはちゃんとできるようになるので、とにかくあせらずに見守ってあげてください。ついつい手を出してしまいがちですが、「1人でできるよ」と子どもが言ったときは、全部まかせたほうがうまくいくようですよ。下手に手を貸すと、自分がしたいことと親がさせたいことが合わなくて、余計にこぼすことになったり、わざとぐちゃぐちゃにしたりしますから。子どもも親も日々学習ですね。

食事に時間のかかる子に、こんなふうに働きかけました

体験談内検索