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食事の態度・マナー

全部食べずに残してしまう子に、こんなふうに働きかけました

おやつやジュースは量を減らし、空腹になる工夫を。野菜はみじん切りやすりおろして調理しました。

T.Kさん Tくん (体験談当時の年齢:2歳0ヵ月頃 男 第1子)

その当時の子どもの状況と私の気持ちはこうでした

私は料理が好きなので、息子の食事もおいしそうな物を色々と作ります。でも、息子は自分の好きな物ばかり食べ、野菜類には手をつけてくれず、以前は食べていた食品(焼魚、ブロッコリー、じゃがいもなど)まで食べないことが多くなってきていました。せっかく作った料理を、息子が遊びながら食べ、たくさん残すのを見るたびに悲しくなり、また、幼稚園のお弁当や給食はどうなるのか? 栄養面に関しても大丈夫だろうか? と、心配で毎日暗い気持ちでした。

このようなやり方を取り入れたら、こんな効果がありました

子どもにわからないように野菜を細かく切ってお好み焼きに入れたり、野菜をすりつぶしてカレーに入れて煮込んだりしてみました。チーズが好きなので、野菜にチーズをかけて焼いたりして、味付けも工夫しました。お好み焼きもチーズ焼きもかなり喜んで食べることができましたが、じゃがいもやさつまいもは食感が好きになれないらしく、魚も種類によって好き嫌いがあるようでした。ご飯を食べないので、その分果物やおやつ、ジュースなどを与えることが多かったのですが、その量を減らし、なるべく空腹になるように外出を心がけました。保健所の方から「ジュースはお腹にたまる」と聞いたので、家でもお茶や水にし、外出時も水筒を持参しました。最初はおやつやジュースを欲しがって、時には泣くこともありましたが、そのうちにジュースは飲まずにいられるようになりました。おやつも1種類ではなく、2、3種類をお皿に入れて出すと満足するようになってきました。外で遊ぶとお腹もすくようで、以前より食に対する意欲が出てきたようです。

現在の子どもの様子と私の気持ちはこんな感じです

現在も形のある野菜はあまり好みませんが、同じ野菜でも油で揚げたり、ドレッシングをかけると食べたりして、親の私も驚くことが多くなりました。焼魚もよく食べます。朝、昼、夜と毎日ほとんど決まった時間に食事をしていましたが、生活の時間に合わせて食事をすることが大切だとわかってきました。もうすぐ下の子が生まれるのですが、「お兄ちゃん、いっぱい食べて大きくなってるよー!」と息子の前で大きなお腹に向かって話すと、やる気が出るらしいです。

同じ悩みを持つおうちの方へのエール

子どもは親が知らないうちに、いろんなことを考えたり、昨日できなかったことが今日できるようになったり(また、その反対もありますが)するものなので、私のように深く悩むことはないと思います。「あら、どうしたのかしら・・・?」ぐらいで考えればいいのではないでしょうか。好き嫌いが出てきたのは、味がわかるようになってきたということだと、喜ぶべきことなのかもしれません。

食事に時間のかかる子に、こんなふうに働きかけました

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