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食事の態度・マナー

食事に時間のかかる子に、こんなふうに働きかけました

おやつの時間帯と量を見直し、お腹を空かせるようにしました。また、口うるさく言わず、楽しい食事を心がけました。

Y.Tさん Kくん (体験談当時の年齢:3歳0ヵ月頃〜5歳0ヵ月頃 男 第1子 岡山県)

その当時の子どもの状況と私の気持ちはこうでした

「いただきます」と食事を開始しても、すぐには箸をつけず、ボーッとしてしまうし、口に入れても、もごもごするだけでかまなかったりと、とてもテンポが遅くスローモーションを見ているようでした。食べることに対する「欲」がないのかなと思うほどでした。

このようなやり方を取り入れたら、こんな効果がありました

まず原因を考えました。「おやつを食べる時間帯と量」「おかずの見た目」など、思いつく点を改善してみようと思いました。おやつの量を少なめにし、おやつの時間も早めにとって、昼食から夕食までの時間をあけ、お腹をすかせるようにしました。また、楽しく食べられるように、キャラクターのお皿を買い、お子様ランチ風に盛り付けたり、お茶わんやコップも好きなキャラクターに変えたりしました。また、「子どもにこれだけは食べて欲しい」と思って食事の量を決めていましたが、少々多いことも原因だと感じ、子どもの食べられる量を把握して調節しました。夫の帰りが遅く、きょうだいもまだ生まれていませんでしたので、大体平日は、一人だけ先に食べさせていました。「寂しさ」も食欲が出ない原因ではないかと思い、夫の帰りが遅くなるとき以外は、なるべくみんなで食卓を囲むようにしました。また、食事のマナーを教え込もうとして、少し厳しく言い過ぎたのが原因で「食事=めんどうくさい(嫌なこと)」と心に植え付けてしまったかもと反省しました。「食事=楽しい」と子どもが思えるように、食事のマナーも、年齢と共に気をつけられるようになるだろうと、私たち親自身の考えを改めました。

現在の子どもの様子と私の気持ちはこんな感じです

年齢と共に食べるペースも早くなってきました。4歳になった頃、ちょうど幼稚園に入園したのもタイミングがよく、お友だちと一緒にお弁当を食べるようになって、「僕はちょっとお友だちよりも遅いな」と気がついたのか、年長さんに上がった頃には、食べる量も増え、自然と食べる速度も気にならなくなりました。

同じ悩みを持つおうちの方へのエール

現在小学3年生のわが息子は、あの頃の悩みがうそのように、驚くほどよく食べます。学校でも給食をおかわりして食べるほど早くなりました。3〜5歳の頃は、(健康に支障がある場合以外は)あまり親がこだわって「早く!早く!」と言ってしまうとかえって子どもの負担になるので、「食べるペースも性格と同じで個人差がある」と割り切って「食=楽しい」と教えてあげて、食事は親子一緒に楽しむのが一番大切だと感じました。そのうち、自然に「食事にかかる時間」も気にならなくなってきますよ。段々と「もっと、ゆっくり食べなさいよ。」なんて言うようになりますから、気持ちを楽に長い目で見守って大丈夫ですよ!

食事に時間のかかる子に、こんなふうに働きかけました

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