気が弱い
神経質な子に、こんなふうに働きかけました
転勤族で引っ越し続きの結果、子どもは声が出なくなったことも・・・。小学校入学前は、できるだけゆったりと準備するように配慮しました。
その当時の子どもの状況と私の気持ちはこうでした
うちは転勤族で、子どもも「やっと友だちができたかな〜」という頃に引っ越すことが続きました。子どもが0歳から4歳までの間に合計4ヵ所も住まいを転々としたせいか、子どもはなかなか人になじむことができず、小学校入学時はかなり心配していました。常に新しい中に入っていかなくてはならないという状況は、親子ともすごいエネルギーがいるんですよね。息子は神経質気味だったので、特に強く感じていたのではないかと思います。子どもがまだ4歳前の頃、相次ぐ引っ越しにより、すごく泣いて、それっきり言葉を発しなくなったことがありました。その後半年間ぐらい、心の問題を抱える子をサポートしてくれる保育園に親子で通いました。転勤、引っ越しは今後もあることなので、子どもが再び強い不安にかられるのではないか、また発症するのではないかという心配がありました。このようなやり方を取り入れたら、こんな効果がありました
同じぐらいの年齢の子とかかわり合いを持たせなければと親の方が必死で、幼稚園入園を1年遅らせてスイミングスクールに入れたりもしました。が、プールでは大泣きで鼻血まで出してしまい、たった2日でスイミングを辞めた経験があります。そのため、入学前には、できるだけゆったりと小学校を意識するような声かけをするよう配慮したり、お友だちが家に来たときは、「どんな色のランドセルがいいかな?楽しみだね」など、希望に満ちた話をするように心がけていました。お友だちが「小学校でこんなことをがんばりたい」とか、「給食が楽しみ」などと言ってくれたおかげで、うちの子も少しずつ小学校のことを楽しみに思えるようになったのではと思います。スポーツなどいろいろなことを経験してほしかったので、時期をみて、近くのサッカークラブにも見学に行きました。そのときも、お友だちのお母さんの協力を得て、お友だちも一緒に見学に行ってもらいました。現在の子どもの様子と私の気持ちはこんな感じです
その頃心配していた様々なことは、今ではすべて解消されて、小学校はまだ一度もお休みしていません。決してクラスで目立つ方ではありませんが、小学校生活を楽しんでいるようです。親近感を持っていたしまじろうやみみりんの温かいお話や、身近なお友だちのおかげで、子どもの心の固い部分がほぐれていったのではないかと思っています。心の問題を抱えて保育園に通っていた頃がうそのようです。子どもというのは、親が「大丈夫だよ」と安心させると、とことん安心するんだということを実感しました。小学校入学が間近になると、「自分のことは自分でやる」などだんだん意欲的になってきて、見学をしに行ったサッカークラブも、自分から「やってみたい!」とまで言うようになりました。今ではサッカーが彼の生きがいとなっているほど、がんばって取り組んでいます。とても希望に満ちて、活発な様子の子どもを見て、私もうれしく思っています。同じ悩みを持つおうちの方へのエール
息子は転勤による引っ越しが多いという環境の問題などがあり、神経質な性格がますますひどくなってしまったということがありました。親としては、子どもに多くを望まず、「とにかく楽しく小学校に行ってもらえたら」と、ただそれだけを考えていました。できることはすべてやったと思っています。できることというのは、子どもに夢や希望を与える言葉かけだと思っています。おうちの方はあまり心配しすぎずに、お子さんと一緒に夢や希望を持ち、お子さんに接したらいいのではないでしょうか。親の気持ちは子どもに必ず通じると実感しています。一度生まれた夢や希望は、子どもをその後もずっと支え続けてくれますよ。- 言いたいことが言えない子に、こんなふうに働きかけました
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- 神経質な子に、こんなふうに働きかけました
怖がりな子に、こんなふうに働きかけました
- 怖がったときは、いつでもどこでもついて行って安心させるようにしました。
- 「ママがついているから大丈夫」と、どんなときでも声をかけて安心させてあげま...
- 子どもの見ている前で先生と積極的に話すようにしたところ、苦手な年配の先生も...
- 不安感を与えないようになるべくリラックスできるようにして、色々な事をじっく...
- 怖そうな番組はできるだけ見せないようにし、寝る前に楽しい話をしたり、絵本を...
- テレビは小さなものに、ビデオは好きなキャラクターの出るものを見せて、少しず...
- 子どもの怖いという気持ちを受け止めた上で、「大丈夫」だよと話したり、触るこ...
- 怖がりな性格を受け入れ、息子のペースに合わせて見守りました。
泣き虫な子に、こんなふうに働きかけました
- 泣かずに口で意見を言うように言い聞かせ、叩かれたら「やめて」と言うなど、具...
- 「嫌と言えない性格」を直すのではなく、長所ととらえるようにしたら怒鳴る回数...
- 自分の気持ちを言葉にするように繰り返し言い、泣いているわけを言葉にさせまし...
- 夫のアドバイスで泣くことを否定しないで見守るようにしたところ、だんだんと泣...
- おおらかに接しながら、公園や楽しいスポットに出かけました。習い事を始めたこ...
- 「もまれて強くなる」ために、人と関わる機会をたくさん作りました。
- 保育所では好きな曲で気持ちを落ち着かせてもらったり、ピアノ教室に通い人と触...
- グズった時にはお気に入りのおもちゃや食料を持参してなだめ、外での交わりの場...
- 泣くのは「甘え」ではなく「甘えたりない」ことに気づき、泣いた時にはぎゅっと...
- 今はこういう時期だと割り切って、なるべく子どもと一緒にいたり、愛情を持って...
いじめられてしまう子に、こんなふうに働きかけました
- さりげなく手助けをして自信をもたせるようにするとともに、優しいところを長所...
- こどもの様子に注意しつつ、自分で「嫌だ」と言える勇気が出るのを待ちました。
- いつでも守ってもらっているという安心感と、まわりの助けが大切だと思います。
- 一緒に遊びたいという気持ちを汲んで、子どもに任せるうち、子ども同士のルール...
- やり返すようにけしかけても逆効果。相手の子と距離と時間をおくことで改善され...
- いろいろな子と遊ぶ経験を積ませることで、苦手だった年上の子ともうまく遊べる...
- 相手の子の立場になって考えさせたり、優しいところを長所と認めてほめるように...
- 親も一緒について遊び、どう言えばいいのか一緒に考えて教え、言えたときにはう...
神経質な子に、こんなふうに働きかけました
- 子どもは親の不安を感じ取るもの。こちらが落ち着くことで、子どもも次第に落ち...
- 「ゆっくりでも失敗してもいいよ」と話しました。のびのびした生活を心がけるこ...
- すぐに手を拭いたり口を拭いたり・・・。まずはおやつ作りから始めて、段階的に...
- 転勤族で引っ越し続きの結果、子どもは声が出なくなったことも・・・。小学校入...
- 泥遊びに私も一緒に参加したり、絵の具を指につけて絵を描かせたりしました。
- 怖がるときや順番にこだわるときには、安心感が持てるようその都度優しく言い聞...
- 完ぺきを求めずおおらかに構え、ゆっくりと時間を過ごしました。
- 母親の動じないどっしりした態度がなにより。お母さんに認められることが子ども...
- 親が一緒に土遊びをしたり、同じ年頃の子どもと積極的に遊ばせることで改善され...
- 友達と一緒に砂遊びをさせたり、同じものを食べさせたのが効果的でした。説明し...
- 無理に慣れさせようとしないで、時期を待つことで改善。焦らないで時間をかける...