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気が弱い

いじめられてしまう子に、こんなふうに働きかけました

相手の子の立場になって考えさせたり、優しいところを長所と認めてほめるようにしながら見守りました。

K.Mさん Yくん (体験談当時の年齢:2歳1ヵ月頃 男 第1子)

その当時の子どもの状況と私の気持ちはこうでした

私の見ている限りでは、息子はお友だちにたたかれてもおもちゃを取られてもやりかえした事がありません。一度よほど頭にきたのか、手をあげてたたこうとしましたが、「ふーっ」とため息をついて手を下ろしてしまいました。こんなに小さいのに自分を抑えているのかと、かわいそうに思い、また幼稚園に通ったらいじめられっ子になるのでは、などと祖母と話し合いながら不安に感じたりしました。

このようなやり方を取り入れたら、こんな効果がありました

知人の先輩ママから「強くなることは後で学習できても優しくなることは後からなかなかできるものではない」というアドバイスをいただいて、優しいのは息子の性格なのだと思う事ができました。だから、相手の子の立場になってみて、息子に声かけしました。「なぜ○○ちゃんは突き飛ばしたのかな?・・・○○ちゃんの邪魔しちゃったかな?」など暴力をふるわれる原因も考えて話しかけました。すると息子は、たいてい原因を考えてみては今度は注意して一緒に遊んでいました。息子の優しい性格を理解し、それに合った方法で接しようと思い、他の子におもちゃを取られたりした時は、けしかけるのではなく逆に、「えらいねえ、○○くんに、おもちゃ貸してあげたねえ」とほめてあげたりしました。すると、取られてくやしい、という感じではなく貸してあげたんだよ、という得意な顔をします。時にはおもちゃを取られて本当にイヤそうな表情をしますが、「順番ね」というと納得しているようです。ガマンさせるのではなく、順番で貸し借りする、というふうに納得させました。

現在の子どもの様子と私の気持ちはこんな感じです

3歳になり、だいぶ言葉が増えて、お友だち同士でも言葉で「やめて」「返して」と言えるようになりました。時にはたたいた子のお母さんに「○○くんがたたいたよ」と言いつけるような事も覚えました。いまだに性格が優しい事は変わっていませんが、一方的にやられる事はだいぶ減ってきました。

同じ悩みを持つおうちの方へのエール

言葉がたくさん言えるようになったら、子ども同士で上手くコミュニケーションができるようになっていきます。まだ小さくて心配、という人は相手の子の目線に立ってみてはどうでしょう。案外解決の糸口があるかもしれません。声かけをしたり、夜にその日あった事を子どもと話して「その時、どう思った?」とか聞いてみたりすると、また次のステップへの参考になるのでは?
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