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気が弱い

言いたいことが言えない子に、こんなふうに働きかけました

みんなの前でほめられたことがきっかけになり、少しずつ話ができるようになりました。

K.Nさん Hちゃん (体験談当時の年齢:6歳0ヵ月頃 女 第1子)

その当時の子どもの状況と私の気持ちはこうでした

お友だちに対しても、幼稚園の先生に対しても、あまり言いたいことが言えないタイプだったので、「このまま小学校に上がって大丈夫だろうか」と心配でした。周囲の子はとてもたくましくなっているようにも見え、焦りの気持ちでいっぱいでした。

このようなやり方を取り入れたら、こんな効果がありました

焦りの気持ちから、「言いたいことは言わなくちゃダメだよ」「どうして言えないの?」と言わずにはいられなくて、気がつくと、そういった責めることばかりを言っていたように思います。けれども、結局は何の効果もありませんでした。ある日、幼稚園からとてもご機嫌な様子で帰ってきて、どうしたのかと聞いてみたら、みんなの前で先生にほめられたとのこと。それが自信になったようで、「だんだんお話ができるようになってきましたよ」と先生が言ってくださいました。家でも頭ごなしに叱ったりするのは避け、なるべくたくさんほめてあげるようにしていきました。

現在の子どもの様子と私の気持ちはこんな感じです

今でもおとなしい方なのですが、お友だちとの様子を見ていると、我慢している様子もなく、お友だちからも頼られている部分もあるように見受けられます。「この子の気持ちや言いたいことは、お友だちにはちゃんと伝わっているんだな」と思いました。思ったことをはっきり口にしなくても、ちゃんと考え、実行しているので、それがこの子なりの他人との付き合い方なのかもしれないなと思っています。

同じ悩みを持つおうちの方へのエール

親は、わが子の欠点ばかりが気になるものですが、それを欠点と思わずに、個性として認めてあげることが一番なのではないかと思います。言いたいことが言えないのは悪いこと、とは思わずに、もっと他のいい面を見てあげて、自信をつけさせてあげるといいのではないかと思いますよ。
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