気が弱い
言いたいことが言えない子に、こんなふうに働きかけました
嫌と言えない理由があるようだったので、助言はやめ息子がどう考えどう対処するか見守ることにしました。
N.Tさん Kくん (体験談当時の年齢:1歳10ヵ月頃 男 第1子)
その当時の子どもの状況と私の気持ちはこうでした
息子は気が弱く、お友だちにおもちゃを取られても、取られっぱなしで取り返そうともしません。イヤとは言えない性格で、このままでは将来お友だちにイヤな事をされても言い返せないのではないか、いじめられるのではないか、と不安になりました。また、息子の煮え切らない態度をはがゆく感じたりしました。このようなやり方を取り入れたら、こんな効果がありました
息子がおもちゃを取られると、私がお友だちに「今このおもちゃ使っているから待っててね」と言って、待ってもらう時もありました。私が言う事で、こういう時はこう言えばいいんだな、と気付いてくれたらいいな、と思ったからです。ただ息子自身は、私が言っているのを聞いているのかいないのか、そのまま遊び続けていました。また、相手のお友だちもまだ小さいので、私の言う事が分からず聞いてくれない時もあって、相変わらず息子は、持っているおもちゃを取られたりする事もしばしばありました。そこで、遊んだ後家に帰ってから、「イヤな時にはイヤって言おうね」「お友だちと遊んでいておもちゃを取られたりしたら、『ちょっと待っててね』とか『取ったらダメだよ』って言おうね」と繰り返し教えてみました。すると、息子は、「そんなふうに言うのはイヤだ」と言うのです。そこで、「これは息子なりに考えがあるのかな? ただ取られているだけではないのかな?」と思い、助言するのをやめてそっと見守る事にしました。息子自身が、自分なりに考えてどう対処するかを見てみたいと思ったからです。現在の子どもの様子と私の気持ちはこんな感じです
息子の場合は、ある日突然大きな声で「イヤ!」と言えるようになりました。それからもお友だちに物を取られる事はありましたが、だんだん自分がイヤな時には「やめて!」「ダメ!」とはっきり言えるようになりました。おもちゃの取り合いもできるようになり、たくましくなったなと少し安心しました。自分の物は貸さないと言うまでになり、かえって困っているくらいです。同じ悩みを持つおうちの方へのエール
おとなしい性格だと損するのでは、と心配になりますが、見方を変えると、1.他の子は安心して息子と遊べる、2.ケンカが起こりにくい、3.他のお母さんにイヤがられず受け入れられる、という長所があるように思います。自分の子の成長を信じ、見守ってあげて下さい。本当に育児って自分も一緒に鍛えられる育自(いくじ)ですよね。- 言いたいことが言えない子に、こんなふうに働きかけました
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