気が弱い
言いたいことが言えない子に、こんなふうに働きかけました
泣かないで気持ちを言葉にするように言い聞かせました。<こどもちゃれんじ>に載っていたお話も役立ちました。
その当時の子どもの状況と私の気持ちはこうでした
長男は新しいお友だちを作るのがとても下手で、性格も引っ込み思案の恥ずかしがり屋でした。年長で新しいクラスになってからも、家で遊ぶときはいつも、年中のときにクラスが同じだったお友だち4人とだけ遊んでいました。園での様子を先生に聞いたところ、「園ではいつも同じ子と遊んでいます」と言われ、私はそのことがずっと心配でした。小学校は幼稚園のときよりもっと知っている子が少なくなるので、「登校拒否でもされたら・・・」とか、「友だちができなくても学校を楽しいと思えるのかな?」など、不安に思ってばかりでした。このようなやり方を取り入れたら、こんな効果がありました
自分の気持ちを口に出して言うより先に、すぐ涙が出てしまうので、「なるべく泣かないように」と家で言い聞かせました。弟とケンカしたときには、「自分がどうしたかったのか、その気持ちを弟に伝えてごらん」と言って、自分の心の中の気持ちを上手に表現できるよう練習させたりしました。その結果、自分の気持ちを弟に伝えることで弟も納得し、二人とも泣かずにすんだこともありました。<こどもちゃれんじ>本誌に載っていた「おもっていることをつたえよう」という話の登場人物と息子がとても似ていました。家に帰ってくるなり泣き出して、「ぼくは〜したかったのに、誰かが〜した」といった感じで、自分の思っていることをお友だちに伝えることができませんでした。このお話を一緒に読んで、「心の中で思っているだけでは誰もわかってくれないよ。ちゃんと声に出して言わないと」と言い聞かせました。「勇気を出して気持ちを伝えたら、自分も嫌な思いをせず、みんなで楽しく遊べる」ということを学ぶ良いきっかけになりました。現在の子どもの様子と私の気持ちはこんな感じです
子ども以上に親の私の方が本当に不安でしたが、今では「学校に一番に行く」と言って誰よりも早く登校しています。効果があったと実感したのは、「仲良しのお友だちは誰?」と聞いて、別の幼稚園からきたお友だちの名前が挙がったときです。幼稚園時代には考えられなかったことで、本当にうれしかったです。同じ悩みを持つおうちの方へのエール
幼稚園時代は他の子に比べて友だちの数が少なく、自分から声をかける勇気のない子どもでした。「もう年長なんだから」と子どもの力に任せるのではなく、親同士で約束をして交流する機会を持ったりすることも必要だったのかもしれません。私の場合「子どもを甘えさせてはいけない」との思いで、子どもに任せていましたが、親が何かきっかけを与えるなどして状況を変えてみることで、子どもにも別の世界が開けたのではないかと思うこともあります。また、私は心配しすぎるとつい口うるさくなってしまうのですが、親は大きく構えて見守っていくのがいいとも思っています。- 言いたいことが言えない子に、こんなふうに働きかけました
- 怖がりな子に、こんなふうに働きかけました
- 泣き虫な子に、こんなふうに働きかけました
- いじめられてしまう子に、こんなふうに働きかけました
- 神経質な子に、こんなふうに働きかけました
怖がりな子に、こんなふうに働きかけました
- 怖がったときは、いつでもどこでもついて行って安心させるようにしました。
- 「ママがついているから大丈夫」と、どんなときでも声をかけて安心させてあげま...
- 子どもの見ている前で先生と積極的に話すようにしたところ、苦手な年配の先生も...
- 不安感を与えないようになるべくリラックスできるようにして、色々な事をじっく...
- 怖そうな番組はできるだけ見せないようにし、寝る前に楽しい話をしたり、絵本を...
- テレビは小さなものに、ビデオは好きなキャラクターの出るものを見せて、少しず...
- 子どもの怖いという気持ちを受け止めた上で、「大丈夫」だよと話したり、触るこ...
- 怖がりな性格を受け入れ、息子のペースに合わせて見守りました。
泣き虫な子に、こんなふうに働きかけました
- 泣かずに口で意見を言うように言い聞かせ、叩かれたら「やめて」と言うなど、具...
- 「嫌と言えない性格」を直すのではなく、長所ととらえるようにしたら怒鳴る回数...
- 自分の気持ちを言葉にするように繰り返し言い、泣いているわけを言葉にさせまし...
- 夫のアドバイスで泣くことを否定しないで見守るようにしたところ、だんだんと泣...
- おおらかに接しながら、公園や楽しいスポットに出かけました。習い事を始めたこ...
- 「もまれて強くなる」ために、人と関わる機会をたくさん作りました。
- 保育所では好きな曲で気持ちを落ち着かせてもらったり、ピアノ教室に通い人と触...
- グズった時にはお気に入りのおもちゃや食料を持参してなだめ、外での交わりの場...
- 泣くのは「甘え」ではなく「甘えたりない」ことに気づき、泣いた時にはぎゅっと...
- 今はこういう時期だと割り切って、なるべく子どもと一緒にいたり、愛情を持って...
いじめられてしまう子に、こんなふうに働きかけました
- さりげなく手助けをして自信をもたせるようにするとともに、優しいところを長所...
- こどもの様子に注意しつつ、自分で「嫌だ」と言える勇気が出るのを待ちました。
- いつでも守ってもらっているという安心感と、まわりの助けが大切だと思います。
- 一緒に遊びたいという気持ちを汲んで、子どもに任せるうち、子ども同士のルール...
- やり返すようにけしかけても逆効果。相手の子と距離と時間をおくことで改善され...
- いろいろな子と遊ぶ経験を積ませることで、苦手だった年上の子ともうまく遊べる...
- 相手の子の立場になって考えさせたり、優しいところを長所と認めてほめるように...
- 親も一緒について遊び、どう言えばいいのか一緒に考えて教え、言えたときにはう...
神経質な子に、こんなふうに働きかけました
- 子どもは親の不安を感じ取るもの。こちらが落ち着くことで、子どもも次第に落ち...
- 「ゆっくりでも失敗してもいいよ」と話しました。のびのびした生活を心がけるこ...
- すぐに手を拭いたり口を拭いたり・・・。まずはおやつ作りから始めて、段階的に...
- 転勤族で引っ越し続きの結果、子どもは声が出なくなったことも・・・。小学校入...
- 泥遊びに私も一緒に参加したり、絵の具を指につけて絵を描かせたりしました。
- 怖がるときや順番にこだわるときには、安心感が持てるようその都度優しく言い聞...
- 完ぺきを求めずおおらかに構え、ゆっくりと時間を過ごしました。
- 母親の動じないどっしりした態度がなにより。お母さんに認められることが子ども...
- 親が一緒に土遊びをしたり、同じ年頃の子どもと積極的に遊ばせることで改善され...
- 友達と一緒に砂遊びをさせたり、同じものを食べさせたのが効果的でした。説明し...
- 無理に慣れさせようとしないで、時期を待つことで改善。焦らないで時間をかける...