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総合監修:二瓶 健次 先生
各専門分野の先生の紹介
体の部位アドバイス - 歯に関すること
歯ぎしり0歳7ヵ月
寄せられたご相談
最近起きているときに歯ぎしりをしていますが、歯が摩耗してしまわないか心配です。また口を閉じると、下の歯の方が少し前に出ているようですが、受け口になっているのでしょうか。
下の歯2本と上の歯3本が生え始めています。最近、起きているときに歯ぎしりをしています。歯が摩耗してしまわないか心配です。
また口を閉じると、下の歯の方が少し前に出ているようです。受け口になっているのでしょうか?
先生からのアドバイス
池田 正一 先生
奥歯が生えそろうころには、歯ぎしりはやめられると思います。歯は多少摩耗しますが、心配ないでしょう。また下の歯が前に出ているとのことですが、これも奥歯でかめるようになると、自然に改善すると思います。
前歯しか出ていない時期の子どもは、上下の歯をカチカチと合わせて遊んでいます。それがときにカリカリと、いわゆる歯ぎしりとして聞こえてきます。本人にとっては結構楽しんでいるのでしょう。
多少歯の切端(先端)がすり減りますが、歯髄(いわゆる神経)が出てしまうほどには摩耗しませんので、そのまま好きにさせてあげましょう。いずれ奥歯が生えて、奥歯でちゃんとかめるようになれば、自然にやめられます。
このように上下の前歯を合わせるためには、下のあごを少し前に突き出さないとカチカチできません。それが習慣となり、下の前歯が少し前に出てしまうことがあります。この状態では、「受け口」ですが、いずれ奥歯が生えて、奥歯でしっかりかめるようになれば、これも多くは自然に改善されるでしょう。2歳半から3歳ごろが目安です。