-
総合監修:二瓶 健次 先生
各専門分野の先生の紹介
病気と予防アドバイス - その他の症状
寝返りしながら仰向けになることもありますが、ほとんどうつぶせの正座状態なので、ひざへの影響が心配です。
4ヵ月のときからうつぶせでしか寝ません。ここ半年くらいは、うつぶせで、しかも脚を曲げて(正座のような格好)寝ています。脚を伸ばしてあげるのですが、すぐに元のように丸まって寝ています。寝返りしながら、仰向けになることもありますが、ほとんど、うつぶせの正座状態なので、何か、ひざに影響が出ないか心配です。身長は低い方です。このままでよいのでしょうか?
ふだんのひざの関節や股関節(こかんせつ)の状態がよくわかりませんが、単なるくせの場合もありますし、関節がかたいために起こることもあります。小児科でご相談ください。
ご質問からは昼間の状態がわかりませんが、1歳10ヵ月ですのでもう歩いていると思いますが、いつごろから歩き始めましたか、歩き方はどうですか。
前かがみになっていますか?
ひざが曲がっていますか?
もしまだ歩いていないようでしたら、抱き上げたときに正座をするような格好でひざや股関節のところで曲げてしまいませんか?
お座りをしたまま、両手で床をけって移動していませんか?
ふだん横に寝かせるときにも体を伸ばさないで、正座状態になりますか?
ご相談のお子さんの場合は、単に寝るときのくせでひざを曲げているのかもしれませんが、ふだん歩いている状態でも前かがみになっているようであれば、ひざや股関節に異常があるかもしれません。
また、まだ歩かないで抱き上げるとひざを曲げてしまうようであれば、「いざり這(は)いベビー」(シャフリングベビー)と言われるタイプで、歩き始めが遅く、それまでの間は「いざり這い」で移動をするものです。この場合は寝るときも正座に近い状態をとる傾向があります。
なお、ふだん何でもないときはひざや股関節を伸ばしているのであれば、心配ありません。足の成長が悪くなるもとはないでしょう。いづれにしても、一度小児科を受診されてよく診てもらうとよいでしょう。