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総合監修:二瓶 健次 先生
各専門分野の先生の紹介
体の部位アドバイス - 皮膚に関すること
虫刺され2歳11ヵ月
寄せられたご相談
息子は家族のなかで一番よく蚊に刺されます。家庭ではどのようなケアをしてあげるのがよいのでしょうか。
息子は家族の中で一番よく蚊に刺されます。「かいてはダメ」と言っているのですが、知らないうちにかいてしまっているようで、手足には蚊に刺されてかいたあとがたくさん!
蚊に刺されてしまったら、家庭ではどのようなケアをしてあげるのがよいのでしょうか。
先生からのアドバイス
末松 隆子 先生
蚊に刺されたら、かかないようにして、抗ヒスタミン剤の軟膏(なんこう)で炎症を抑えましょう。ひどくはれたり炎症が広がってしまったら、皮膚科または小児科を受診しましょう。
蚊は人間の血を吸うのと引き換えに、人間の皮膚に蚊の唾液(だえき)を注入します。すると皮膚は蚊の唾液を異物と認識し、一種のアレルギー反応を起こすため、かゆくなるのです。
ほかにドクガのりん粉や毛虫の毛などが肌にふれてかぶれるのも同じことです。
もし蚊に刺されたら、お子さんがその箇所をかいたりすることのないよう気をつけ、抗ヒスタミン剤の軟膏(なんこう)を塗り炎症を抑えます。ひどくかいてしまうと、とびひになる可能性があるため注意しましょう。
刺された箇所がひどくはれたり、炎症が広がってしまった場合は、早めに皮膚科または小児科を受診しましょう。ステロイド軟膏で炎症を抑える必要があります。
蚊以外にも、ドクガや毛虫などにふれてかぶれたときも、患部についた異物(りん粉など)をよく洗い流してから皮膚科または小児科を受診しましょう。
蚊に刺されやすい体質などはありませんが、刺されたときひどくはれたり、あとが残りやすい体質はあります。
その場合は、できるだけ刺されないよう長そで長ズボンを着用したり、子どもにも安全な虫除けを利用したりするとよいでしょう。