「アレルギー性鼻炎」とは花粉症のことですか。

「アレルギー性鼻炎」とは、鼻の粘膜で何らかの抗原がアレルギー反応を起こし、粘膜に炎症を起こす病気です。
「花粉症」は「アレルギー性鼻炎」の一種ですが、小さいお子さんの場合、抗原は花粉ではなく、「ハウスダスト、ダニ」などのことが多いようです。ただし3歳くらいになると、花粉症のケースもあります。
鼻水や血液などでアレルギーかどうかの検査ができ、抗原を特定したら、できる限り抗原を除去し、抗原から遠ざかった生活を送ることが大切です。炎症を抑えるための抗アレルギー剤の点鼻薬や内服薬もあります。

「アレルギー性鼻炎」の主な症状としては、「透明の鼻水がよく出る、反復性のくしゃみ、鼻詰まり」などです。
鼻詰まりなどが長く続くと、不機嫌、睡眠障害、集中力の低下、頭痛などの症状が出ることもあるので注意しましょう。小さいお子さんの場合はアトピー性皮膚炎やぜんそくを合併する率が高く、一方ぜんそくの子はアレルギー性鼻炎であることも多いようです。