カテゴリ

ほめ方・叱り方

叱る時にたたいてしまう私。こう考えて、叱り方をこう変えました

自分の考えを伝えようと思い、落ち着いた口調で具体的に指示し、さり気なく促しながら本人の意思に任せました。

S.Sさん Mくん (体験談当時の年齢:1歳5ヵ月頃 男 第1子)

その当時の子どもの状況と私の気持ちはこうでした

息子が、親の言うことを聞かなかったり、お友だちをたたいたりすると、大声で叱り、痛いとはわかっているのに、息子に手をあげてしまいました。子どもが痛がって泣くと、ハッと我に返り、反省・・・の繰り返し。いつも二人でいるので、小さなことで怒ってしまいました。しっかり叱らなくてはいけないとは思っても、どこまで叱っていいのか、どうやって叱ったらいいのかわかりませんでした。

このようなやり方を取り入れたら、こんな効果がありました

まずは落ち着いた口調で、たとえば「掃除をするから、片づけて」など、どんなことをなぜしてほしいのか、私の考えを子どもに伝えることにしました。出かける前などは、事故につながるような危険なことに関しての注意を言い聞かせ、実際に危険なことをしてしまったら、その場で「だから危ないんだよ」と教えています。大抵は1回では聞きません。片づけをしない時は、息子と一緒に掃除機を使いました。すると次第に邪魔だとわかってきたようです。自分でオモチャを吸ってしまったときには後悔したようで、今では掃除機の音がしただけで、あわてて片づけています。友だちをたたいてしまった時は、泣かせてしまった相手の子どもと親に、まずは私が謝ります。必ず息子に聞こえるように「たたかれて痛いよね。本当にごめんね」など、相手の子どもが納得するまで、話しかけ、謝ります。息子も最初は意地をはっており、何で謝るの? と言いたげな顔で見ています。それでも私が謝り続けていると、徐々に悪いことをしたという気持ちがわいてくるのでしょうか、私と一緒に「痛いの?」「大丈夫?」と聞くようになりました。時間はかかるけど、最後には「ごめんね」が出てくるようになってきています。

現在の子どもの様子と私の気持ちはこんな感じです

何かを頼んだりした場合には、とりあえず「イヤ」の一言ではじまります。毎度のことなので、頃合いを見ながら「さっき片づけてって言ったけど、できた?」「ママはこれやるから、こっちやって」と、子どもだけに押しつけていないという感じでさり気なく促します。ある程度、本人の意志にまかせるようにしているので、息子も以前よりは、自由にやっているんじゃないかなと思います。

同じ悩みを持つおうちの方へのエール

怒ってばかりいるとすごく疲れるんですよね。かえってイライラしてしまうし。子どもにつきっきりにならず、少し放っておいてもいいと思います。まだ完全に言葉を理解できない子どもに、押しつけたり、言い聞かせたりしても無理な部分があるんですよね。大人だってやる気が起きない時があるんですから、子どもも同じ。自分の負担にならないようたまには息抜きも必要だと思います。

つい叱りすぎていた私。こう考えて、こう変わりました

体験談内検索