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ほめ方・叱り方

叱る時にたたいてしまう私。こう考えて、叱り方をこう変えました

二度と手をあげないと心に誓い、叱るときは手を握って説明したり、保育所に入れ離れる時間を持ちました。

J.Sさん Nくん (体験談当時の年齢:2歳7ヵ月頃 男 第1子)

その当時の子どもの状況と私の気持ちはこうでした

自我が芽生えてきた頃で、何かにつけて反抗的になり、泣き叫んで自分の気持ちを伝えるようになっていました。そんな息子を近所の子どもたちと比較せずにはいられませんでした。親が一生懸命になればなるほど息子は反抗し、お手上げという日が続きました。ある日些細なことで息子に手をあげてしまい、大人気ない自分に嫌気がさしました。今でも、あの時の息子の泣き顔は忘れられません。

このようなやり方を取り入れたら、こんな効果がありました

とにかく二度と手をあげないと決めました。叱る時は息子の両手を握って、どうして私が叱るのか理由を説明しました。もちろんはじめはなかなか聞いてくれませんでしたが、何度目かにやっと「ごめんなさい」と言ってくれたのです。その直後にどうして私が叱ったのか、息子に言わせました。言葉を覚えたての頃でしたが、息子なりの言葉で話してくれ、今でもこれは続けています。徐々に話を聞いてくれるようになり、それに伴い、泣き叫ぶことも減りました。最近は、私がイライラしている時に逆に慰めてくれ、うれしいやら、何やら複雑な気分です。経済的な理由もあり、保育所へ入所させ、私は週3日のパートに出ました。息子には集団生活の中で何かを学んでほしかったのと、保育士さんという他人の力を、あえて借りたかったからです。新しい環境で不安になっていた様子でしたが、「ママもお仕事がんばるからね」と言い聞かせているうちに、徐々になじんでいきました。私も1日数時間でも息子と離れ、一人の時間を持ったことで気持ちをリセットでき、夕方のお迎えが楽しみになりました。おそらく息子も同じだったのでしょう。今では保育所での出来事を楽しそうに話してくれたり、私のグチを聞いてくれたりしています。

現在の子どもの様子と私の気持ちはこんな感じです

叱り方について、いまだに答えは出ていません。ほめる時は思いっきりほめ、叱る時は以前と同様、両手を握って理由を説明していますが、それでよいのか正直言って不安です。今息子も以前のような反抗はしなくなりました。私が悪い時は逆に叱られる程度です。ただ、一度でも手をあげたことが息子の気持ちを傷つけたのは確かだし、今でも傷ついているのなら、とんでもないことをしたと思います。

同じ悩みを持つおうちの方へのエール

今思うと、初めての育児にとまどい、イライラしていたのです。一人の人格を育てるのがこんなに難しいとは思いませんでした。子どもというのは毎日成長しているのですね。毎日違った言葉で語りかけてくれ、私も成長させてもらっています。大切なのは叱った後、泣かれた時のフォローだと思います。親が感情的にならずに冷静に対処し、抱きしめてあげる。一番難しいことだけど、がんばりましょう。

つい叱りすぎていた私。こう考えて、こう変わりました

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