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人見知り

子どもの人見知り、こんなふうに対処しました

親の過保護が人見知りに拍車をかけているように思ったので、心配を表面に出さないようにしました。

J.Tさん Rちゃん (体験談当時の年齢:3歳0ヵ月頃〜5歳6ヵ月頃 女 第1子 神奈川県)

その当時の子どもの状況と私の気持ちはこうでした

かなり小さい頃から人見知りが激しく、知らない人には近寄ることも、話すことも、顔を向けることもできない状態で、泣き出してしまうこともよくありました。しかも、大人に対してだけでなく、同年齢の子どもに対しても人見知りをするのです。このような状態で、幼稚園、小学校と通うことができるのか、友だちを作ることができるのか、本当に心配でした。

このようなやり方を取り入れたら、こんな効果がありました

3人きょうだいの一番上で、下の子どもたちにはそこまでの人見知りが見受けられなかったことから、第一子であるための私たちの過保護が人見知りに拍車をかけているように思えました。それで、人見知りをしている状況を見て見ぬ振りをすることにしました。どんな状況になっても、言葉かけもせず、心配している様子も見せないようにして、完ぺきに知らんふりをすることにしました。もちろん内心はものすごく気にしていましたが、我慢して表面には出さないようにしました。ちょうど幼稚園へ入園する時期が来ていました。いやおうなしに、知らない人々のなかへ身を投じなくてはいけない状況になったら、変わってくれるかもしれない、というちょっと無責任な期待をしていました。頼る人間が目の前にいなくなれば、自分の中の力を発揮してくれるのではないかという気持ちでした。2年保育でいいだろうと考えていたのですが、人見知りを気にしている私が近くにいない方がいいのかもしれないとも感じ始めていましたので、思い切って3年保育で入園させました。

現在の子どもの様子と私の気持ちはこんな感じです

最初は、やはり多少戸惑いもあったようですが、少しずつ人に慣れていったようで、今では、見違えるほど人見知りをしなくなりました。あんなに心配した私がこっけいに思えるほどです。環境が彼女を大きく成長させてくれたように感じます。

同じ悩みを持つおうちの方へのエール

一番上の子は、親のほうが何事にも憶病になりやすく、そんな親の動向が子どもにじかに伝わって、憶病で人見知りの強い子になりやすいのかもしれません。少し手を離して、遠目から眺めるぐらいの余裕を親の側が持つことで、子どもの心にも余裕や自信ができるのかもしれないと思いました。

1歳未満のお子さんをお持ちのかたへの子どもの行動ワンポイントアドバイス

たけなが かずこ 先生

人見知りや指しゃぶりは、1歳未満のお子さんにとっては発達上とても自然なこと。むしろ、「人見知りをするようになった」「指しゃぶりをできるようになった」とプラス思考で考えてください。人見知りは、人を見分ける力がついてきた、ということであり、指しゃぶりは愛情不足などではなく、指を吸うことで自分を安心させるセルフコントロールの力が出てきた、ということなのです。「こういうこともできるようになったんだ」という受け止め方をしてあげてくださいね。

母親から離れられない子に、こんなふうに働きかけました

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