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人見知り

母親から離れられない子に、こんなふうに働きかけました

興味のあった子育てサークルや英語教室に参加し、たくさんの子どもと会う機会を作ってみました。

F.Fさん Rちゃん (体験談当時の年齢:1歳8ヵ月頃 女 第1子)

その当時の子どもの状況と私の気持ちはこうでした

久々に公園に娘を連れて遊びに出た時のことです。以前は仲良く遊んでいた友だちを見かけるなり、私の手を引いて友だちから離れて遊ぼうとするようになりました。以前から、本当は苦手意識があったのか、内向的な性格のせいか、このままではもしかしたら私としか遊べなくなるのでは・・・と不安になりました。

このようなやり方を取り入れたら、こんな効果がありました

最初は、「○○ちゃんと一緒に遊ぼうよ」と、友だちの輪の中に連れて行こうとしましたが、嫌がっている様子なので、娘にも自我の意識が出てきたのだな、と考え方をあらため、その後は無理に友だちがたくさんいる中へ引っ張っていったりはしませんでした。娘は、お友だちと走り回って遊ぶよりも、じっくりとひとりで砂遊びなどをする方が好きだったようです。あまり話もせずにもくもくと砂遊びをしていました。私としては物足りなさを感じ、こんなにおとなしいと、この先いじめられたりしないかと心配になりました。友だちのお母さんが「お教室に通わせてからずいぶん人慣れしたみたい」と話しているのを聞き、夫にも相談すると「そのうち自分にあった友だちを見つけるよ」と言われました。きっかけをつくろうと、以前から興味のあった子育てサークルや英語教室に参加し、たくさんの子どもと会う機会をつくりました。環境に慣れるまでに時間のかかる子でしたが、慣れると好みの友だちを見つけて、一緒に遊ぶようになりました。また、以前逃げてしまった友だちとも遊ばせましたが、自分から手をつないだり遊んだりできるようになりました。

現在の子どもの様子と私の気持ちはこんな感じです

今ではいろいろなタイプの友だちと遊べるようになりました。以前からの友だちはもちろん、外国人の友だちともものおじせず遊んでいます。時々物の取り合いやケンカもしますがこの時期はありがちなこと。親として注意はしますが、今は言う事をきかなくてもだんだん分かってくれる日がくる、と信じています。

同じ悩みを持つおうちの方へのエール

娘は今2歳。自我が強くなり一番難しい時期だと思います。今まで内向的だった性格が外向的に変化しましたが、これも成長の一過程だと思います。その時その時の子どもの様子を成長の一つとして理解してあげて欲しいと思います。そして子どもが毎日楽しく過ごせるような環境づくりも私たち親の大事な役目ではないかと思います。

1歳未満のお子さんをお持ちのかたへの子どもの行動ワンポイントアドバイス

たけなが かずこ 先生

人見知りや指しゃぶりは、1歳未満のお子さんにとっては発達上とても自然なこと。むしろ、「人見知りをするようになった」「指しゃぶりをできるようになった」とプラス思考で考えてください。人見知りは、人を見分ける力がついてきた、ということであり、指しゃぶりは愛情不足などではなく、指を吸うことで自分を安心させるセルフコントロールの力が出てきた、ということなのです。「こういうこともできるようになったんだ」という受け止め方をしてあげてくださいね。

母親から離れられない子に、こんなふうに働きかけました

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