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人見知り

母親から離れられない子に、こんなふうに働きかけました

私が付きっ切りで遊んだことが幸いして、引っ越した後に遊べるようになりました。

A.Iさん Yちゃん (体験談当時の年齢:2歳0ヵ月頃 女 第1子)

その当時の子どもの状況と私の気持ちはこうでした

公園に行っても私にべったりで、少しも離れようとしませんでした。他のお母さん方はベンチで楽しそうにおしゃべりをしているのに、私だけ子どもにつきっきりで遊ばせていました。私もお母さん方の輪の中に入れないあせりも出てきて、どうしてうちの子はお友だちと遊べないのだろう、と悩みました。

このようなやり方を取り入れたら、こんな効果がありました

一人遊びを始めると、なんとかそのまま遊んでくれないかと思い、こっそり離れてみたりしましたが、これは逆効果でした。「ちょっと目を離すとママがいなくなる」と不安に思うからか、ますますべったりになってしまったのです。それからは逃げずに徹底的に一緒に遊ぶ覚悟で付き合うようにしました。これが「ママと遊ぶのが一番楽しい」状態をつくってしまって、「これでいいのかなぁ」と悩む事もありましたが、今考えると、私がじっくり遊んであげた事で、娘は他の人とのかかわり方や、遊びにアイデアを取り入れて発展させていく楽しさを覚えたようなので、よかったなと思います。引越しして遊ぶ公園が変わり、突然私から離れて遊ぶようになりました。多分今までの所より狭いのと、遊んでいる子どもの人数が少ないのでうちの子には合っていたのだと思います。私がつきっきりで遊んだ時に、せめて私がきっかけをつくろうと他の子も巻き込んで遊んだことがよかったのか、ちょっと年上の子や小学生となら、面倒を見てもらいながらも一緒に遊べるようになりました。また、お母さん方の集団もいないので、私も集団に入ろうという気もなくなり、初めの2、3回ずっと付き合って遊んであげる事もできました。すると、娘は次から一人で遊ぶ事ができるようになったのです。時には場所を変える事も必要だな、と思いました。

現在の子どもの様子と私の気持ちはこんな感じです

時々タイプの似ている子とは遊ぶようになりましたが、今でも同年代の子とはほとんど遊ばず、一人遊びをしています。でも、その分絵を描くのが上手だったり、一人芝居を上手に演じたりしています。この子はそういう方面の方が向いているんだ、と思えるようになり、園に行って友だちと遊ぶ事に慣れたら遊びの上手なおもしろい子になるのでは、とプラス思考で考えています。

同じ悩みを持つおうちの方へのエール

大人でも人の輪の中に入っていける人、そうじゃない人がいます。私は、子どもが消極的なままだったらどうしようと悩みましたが、母親が人と接する事を楽しんでいる姿を見ていれば、将来自然に人付き合いの上手な人になる、と思います。

1歳未満のお子さんをお持ちのかたへの子どもの行動ワンポイントアドバイス

たけなが かずこ 先生

人見知りや指しゃぶりは、1歳未満のお子さんにとっては発達上とても自然なこと。むしろ、「人見知りをするようになった」「指しゃぶりをできるようになった」とプラス思考で考えてください。人見知りは、人を見分ける力がついてきた、ということであり、指しゃぶりは愛情不足などではなく、指を吸うことで自分を安心させるセルフコントロールの力が出てきた、ということなのです。「こういうこともできるようになったんだ」という受け止め方をしてあげてくださいね。

母親から離れられない子に、こんなふうに働きかけました

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