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人見知り

母親から離れられない子に、こんなふうに働きかけました

息子の好きな電車やバスに乗って出かけたり、母親自身が挨拶する姿を見せるようにしました。

Y.Iさん Hくん (体験談当時の年齢:1歳9ヵ月頃 男 第1子)

その当時の子どもの状況と私の気持ちはこうでした

人見知りが激しい息子は、4〜5人の集団でもイヤがり私から離れなくなります。じっとしている事もできず、とにかくその場から逃げ出そうとするのです。大泣きするので私も気を遣って育児サークルもやめました。子育てを相談するママ友だちをつくるきっかけも息子に邪魔されているようで、たまらなくさびしく感じると同時に、不器用な息子の事を気の毒にも思っていました。

このようなやり方を取り入れたら、こんな効果がありました

家にこもったり、買い物も公園も人が多い時間帯はさけてみたりしましたが、このままではいけないと思い、息子の好きな電車やバスに乗って出かけるようにしました。最初は、知らない人から逃げたりして相手をムッとさせたり、他のママから声をかけられても泣いてばかりで私もうんざりしました。でもそんな中、同じような親子と出会い、一緒に遊んだりお互いを名前で呼び合うようになりました。それがきっかけとなってだんだん他のママたちとも交流が増え、私も外に出る事が気にならなくなりました。息子のほうも外が大好きになってきました。それから、初めて会う人や周囲の友だちに、自分の子どもの事をはっきり明るく話すようにしました。グチっぽくならないように気をつけて・・・。また他の人から私から離れられない息子を指摘されたりしても、多少の事は受け流すようにしました。息子は、自分に話しかけてきた人にはとても敏感に反応して、様子をうかがっていました。私がそんな人たちに明るく挨拶するのを見ても息子は緊張してしまい、リラックスするにはまだまだ時間がかかるようです。でも、私がいろいろな人とお付き合いするのを見てくれたからなのか、ニコッと笑う事も増えました!

現在の子どもの様子と私の気持ちはこんな感じです

今現在も、人見知りには悩み続けていますが、少しずつ成長しているのが感じられるので、のんびりした心を持とうと心がけています。最近の息子は、周りの子が遊ぶ様子を見て、自分も一緒に遊びに入ったりケンカもしたり・・・。息子の様子を見ていてクヨクヨしてしまう日もあるけれど、ハラハラしながらもどこか安心して見ていられます。

同じ悩みを持つおうちの方へのエール

答えがあるのかないのか分からない問題が山積みで、本や雑誌などの相談コーナーに相談したりもしてみました。解決の糸口を一人で見つけるのは大変ですので、同じ悩みを持つママたちとがんばっています。広くネットワークを持った親は強い、と思います。自分の悩みを相談できる人ができれば、とても心強いと思いますよ!

1歳未満のお子さんをお持ちのかたへの子どもの行動ワンポイントアドバイス

たけなが かずこ 先生

人見知りや指しゃぶりは、1歳未満のお子さんにとっては発達上とても自然なこと。むしろ、「人見知りをするようになった」「指しゃぶりをできるようになった」とプラス思考で考えてください。人見知りは、人を見分ける力がついてきた、ということであり、指しゃぶりは愛情不足などではなく、指を吸うことで自分を安心させるセルフコントロールの力が出てきた、ということなのです。「こういうこともできるようになったんだ」という受け止め方をしてあげてくださいね。

母親から離れられない子に、こんなふうに働きかけました

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