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人見知り

母親から離れられない子に、こんなふうに働きかけました

無理に離そうとはせず、それよりも、公共の場では静かに過ごすなど、社会見学のつもりで一緒に過ごしました。

G.Kさん Kくん (体験談当時の年齢:3歳0ヵ月頃〜5歳0ヵ月頃 男 第3子 岡山県)

その当時の子どもの状況と私の気持ちはこうでした

最近、託児所付きの講演会や催し物が数多くありますが、息子は私から離れようとしませんでした。離そうとしても、子どもの心は敏感で、すぐさま察知して私から目を離さないくらいに周到に見ていました。私の方も子どもを泣きわめかせてまで参加する気にはなれず、ひざに乗せたまま講演を聴いたり、催し物に参加したことも数多くありました。

このようなやり方を取り入れたら、こんな効果がありました

託児所に預けて、私の方がそっとその場を離れるように試みたり、ある程度成長してからは、前もって「お母さんとバイバイしようね」と言い聞かせてみたりしました。でも、無理でした。それからは、あえて離そうとはせず、「今は一緒に過ごしたいとき」と割り切って、「静かに聞いていようね」と言い聞かせて、社会見学の意味も込めて、共に過ごすことに力を入れました。

現在の子どもの様子と私の気持ちはこんな感じです

あれだけ離れなかった子が、幼稚園に入園してしばらくすると私から離れて座ることができました。背筋をまっすぐに伸ばし、ひざの上でこぶしを握る姿を見て、今まで存分に一緒にいたから「もう大丈夫」という自信につながったのだと思えました。

同じ悩みを持つおうちの方へのエール

無理強いは禁物です。子どもにもいろんな心のかっとうがあるはず。ただ言葉でうまく伝えることができないだけなので、心に沿うように親子共に行動していきたいものですね。

1歳未満のお子さんをお持ちのかたへの子どもの行動ワンポイントアドバイス

たけなが かずこ 先生

人見知りや指しゃぶりは、1歳未満のお子さんにとっては発達上とても自然なこと。むしろ、「人見知りをするようになった」「指しゃぶりをできるようになった」とプラス思考で考えてください。人見知りは、人を見分ける力がついてきた、ということであり、指しゃぶりは愛情不足などではなく、指を吸うことで自分を安心させるセルフコントロールの力が出てきた、ということなのです。「こういうこともできるようになったんだ」という受け止め方をしてあげてくださいね。

母親から離れられない子に、こんなふうに働きかけました

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