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人見知り

母親から離れられない子に、こんなふうに働きかけました

「見ているだけでも十分」と思って幼児教室に通い続けるうちに、母親から離れられるようになりました。

K.Nさん Hちゃん (体験談当時の年齢:3歳0ヵ月頃〜3歳6ヵ月頃 女 第1子)

その当時の子どもの状況と私の気持ちはこうでした

周囲に小さい子がおらず、友だちがいなかったので、少しでも同じ年頃の子とのふれあいをもたせたいと思い、リトミック教室や体操教室に通いました。初めのうちは、親から離れることがまったくできませんでした。他のお子さんは、お母さんから離れてとても楽しそうに動いているのに、うちの子ひとりだけができなかったので、心配と同時にとてもイライラしてしまいました。

このようなやり方を取り入れたら、こんな効果がありました

とにかくみんなの中に入ってもらいたいと、初めは背中を押すことばかりを考えていました。ときには「頑張ったら○○買ってあげるよ」と言ってみたり、「やらなくちゃダメなんだよ」ときつい口調で言ってみたりしましたが、まったく効き目はありませんでした。先生が「見ているだけでも十分経験になるんですよ」と言ってくださり、気が楽になりました。うちの子の場合、教室自体はイヤではなかったようで、「行きたくないの?」と聞くと「行きたい」と答えていましたので、とりあえず通い続けていたところ、2ヵ月ぐらい経ってから、ようやくみんなの中に入れるようになりました。

現在の子どもの様子と私の気持ちはこんな感じです

幼稚園に通い始め、集団生活が始まった頃から、だんだんと私から離れられるようになっていきました。時が解決してくれる部分もたくさんあるんだなぁ、と実感しました。こちらに焦りの気持ちがあると、それが子どもに伝わってますます不安になり、離れられなくなるのかもしれません。私が半分あきらめた、というか、「よし、とことん付き合うぞ」と思えるようになったことで、だんだんと子どもの方も離れることができるようになっていったような気がします。

同じ悩みを持つおうちの方へのエール

母親から離れられないと、親としてはとても心配になるものですが、無理に離そうとしなくても、時期がくれば離れられるものだと思います。離れられないときは、無理をせず、じっくりと子どもに付き合ってあげてもいいのかもしれないと思いますよ。

1歳未満のお子さんをお持ちのかたへの子どもの行動ワンポイントアドバイス

たけなが かずこ 先生

人見知りや指しゃぶりは、1歳未満のお子さんにとっては発達上とても自然なこと。むしろ、「人見知りをするようになった」「指しゃぶりをできるようになった」とプラス思考で考えてください。人見知りは、人を見分ける力がついてきた、ということであり、指しゃぶりは愛情不足などではなく、指を吸うことで自分を安心させるセルフコントロールの力が出てきた、ということなのです。「こういうこともできるようになったんだ」という受け止め方をしてあげてくださいね。

母親から離れられない子に、こんなふうに働きかけました

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