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上の子・下の子

上(下)の子がかわいく思えない時期、こう考えたら気持ちが楽になりました

上の子がどれほど我慢していたかに気づいてから、上の子を一番に考えて接するようにしました。

A.Kさん Iくん (体験談当時の年齢:5歳0ヵ月頃〜6歳0ヵ月頃 男 第1子 北海道)

その当時の子どもの状況と私の気持ちはこうでした

仕事が忙しい主人に気を遣い、下の子が生まれても家事も育児も全部私一人でこなし、とにかくつらかったです。イライラして、上の子のすることすべてが腹立たしく思えて、上の子を怒ってばかり。子どもを怒ってばかりいる自分にまた腹を立て、頭ではわかっていても、精一杯でどうすることも出来ませんでした。主人に自分の気持ちを話しましたが、仕事のことで精一杯の主人は、何の助けにもなってくれませんでした。私がイライラして上の子を怒ってしまったときなど、主人に上の子を抱きしめて欲しいと思っていましたが、無理でした。とても内気な子どもだったので、泣くこともふくれることもせず、変わらない様子でいました。

このようなやり方を取り入れたら、こんな効果がありました

ある日、上の子に「いつも怒ってばかりでごめんね」と謝ると、大声で泣き出し、私のことを思いっ切りたたいてきました。上の子はよほど我慢していたのだと気づき、私も涙が出てきました。それからというもの、下の子中心の生活から、まずは上の子を一番に考えて接するよう考え直しました。上の子が私と接しているとき、下の子(まだ赤ちゃんでした)が泣いても多少放っておいたり、あなたが大事よという感じで上の子に接していました。しばらくは、とにかく叱らないようにもしていました。

現在の子どもの様子と私の気持ちはこんな感じです

息子に笑顔が戻るまでには相当の日数を要しましたが、それからは元通りに近い状態まで親子関係が回復しました。上の子も「自分も大事にされているんだ」と自覚して、下の子にも優しくなってくれました。上の子は今は中学生になりました。その後、「お兄ちゃんだからダメ」とか「我慢しなさい」という育て方はしないできました。上も下も同じ子どもとして扱ってきました。上の子が我慢することはないと思いますが、ただ、「自分より小さい弱い人間には優しくしなさい」ということをもっと教えておけば良かったようにも思います。

同じ悩みを持つおうちの方へのエール

子どもが小さいときは大変なことが多いので、お友だちでも親でも知り合いでも、助けになってくれる人の手を借りた方が良いと思います。苦しい思いは自分だけじゃないんだということを忘れずに頑張ってください。
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