給食ひとつをとっても、園の教育方針がよく感じとれます。
C.Hさん Kちゃん (体験談当時の年齢:2歳11ヵ月頃 女 第1子)
このような点で、こう迷っていました
私の場合、2つの園で迷っていました。最初、近所の子どもがみんな行くA園は、親も子も心強いと考えました。そこは、1学年4クラスある大きな園で、バス通園、給食、延長保育と充実していました。大きな園でありながら、「先生が、子どもたちひとりひとりをよく見てくれる」と在園児のお母さんから話を聞きました。一方、子どもの数が少ないB園は、親が送迎し、お弁当持参というように、手作りのぬくもりを大切にする園でした。また、B園ならば毎日先生と話したり、子どもの様子を見て安心できるのではないかと考えました。どちらも捨てがたく、とても迷いました。迷ったときに、こう行動しました
主人に相談したところ、当時、私が下の子を妊娠していたこともあり、「『ここが絶対に嫌』という理由がないならば、便利なA園がいいのではないか」と言われました。私は、「便利」という言葉にどうも「親の手抜き」というようなイメージを持っていて、「子どもが小さいうちは、できる限り手間をかけてあげたほうがいいのかな」「怠けてると思われないかな」と考えていました。学生時代の友だちに相談したところ、「下の子が生まれたら、授乳で睡眠不足になるし、お弁当作りも大変。お母さんにゆとりがある方が子どもにとってもいいよ」とアドバイスされました。最終的にこう決めました。そのキメテはこれです
A園に決めました。いろいろ迷いましたが、主人や友人のアドバイスを素直に聞くことにしました。予想通り、下の子どもが生まれてからは忙しくなり、給食・園バス送迎は子育てに忙しい私にとって大変ありがたいことです。また、娘は好き嫌いが多い子でしたが、給食だとよく食べているようです。みんなで一緒に同じ物が食べられることも楽しいのではないでしょうか。同じ悩みを持つおうちの方へのエール
「子どもや周りから親の手抜きと思われないかしら」ということを実は一番心配していたのかも知れません。うちの園の場合は、給食ひとつをとっても、園長先生が大切にしている方針や願いが反映されていて、いろいろな工夫がされていることが試食会などを通してわかりました。園選びをするときは、「園長先生が大事に考えていること」についても理解することが大切だと思います。