日本脳炎の予防接種が中止になり、今後どうすればよいのか心配です。

平成17年5月に厚生労働省は日本脳炎ワクチンに関連したと考えられる副作用が発生したことを受けて、日本脳炎ワクチンの定期接種の一時中止を勧告しました。

平成21年2月に、従来の原材料としてマウスの脳細胞を使うのではなく、vero細胞由来の乾燥細胞を用いる新しい日本脳炎ワクチンが薬事法にもとづき製造販売が許可され、平成21年6月には省令改正で定期接種と位置付けられました。したがって、日本脳炎ワクチンが再開されたことになります。
ご質問のお子さんの第1期の追加については、主治医とご相談ください。

日本脳炎は、中国や東南アジアでは現在も流行していますので、このような地域に旅行する場合にはできるだけ接種したほうがよいでしょう。