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総合監修:二瓶 健次 先生
各専門分野の先生の紹介
病気と予防アドバイス - 予防接種
BCG0歳6ヵ月
先生からのアドバイス
鈴木 博 先生
BCGは結核を予防するためのもので、「定期接種・生ワクチン」です。接種の跡が化膿(かのう)したり、わきの下のリンパ節がはれることもありますが、いずれも自然に治ります。
BCGは結核を予防するためのもので、特に新生児や乳児に多い結核性髄膜炎や粟粒(ぞくりゅう)結核を防ぎます。
「定期接種・生ワクチン」で、生後12月までに行うことになっています(お勧めは5〜8ヵ月)。
BCG接種は、お子さんの左腕にBCG菌の弱毒化した生ワクチンの液を垂らして、9本の針をもつスタンプで2カ所押しつけます。
3〜4週間のうちに抗体ができますが、合計18本の針のあとのうち半分以上が赤くなっていれば、抗体ができたと考えてよいでしょう。
接種後2〜4週間後に針のあとが赤くなったり、化膿(かのう)することもありますが、約2ヵ月ほどでかさぶたになります。
100人にひとり以下の割合で、わきの下のリンパ節がはれることもありますが、2〜3ヵ月で自然と治ります。うみがひどかったり、わきの下が大きくはれて痛がる場合などは小児科を受診しましょう。