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総合監修:二瓶 健次 先生
各専門分野の先生の紹介
病気と予防アドバイス - 予防接種
風疹2歳7ヵ月
先生からのアドバイス
鈴木 博 先生
風疹はかかっても軽い発疹や発熱が3〜4日続く程度です。しかしながら2012年に大流行したように、予防接種をしていない人が増えると大流行する危険があります。風疹は未感染者の妊婦が感染すると、先天性風疹症候群など胎児への影響などが心配です。ぜひ、予防接種を受けられることをおすすめします。
風疹は「定期接種・生ワクチン」で、「MR混合ワクチン」として麻疹と混合したワクチンを、1歳から受けられます。
おうちのかたのおっしゃる通り、風疹は実際にかかっても軽い発疹や発熱が3〜4日続く程度です。しかしながら、風疹脳炎や紫斑(しはん)病などの合併症を起こしたり、妊娠中の女性が風疹ウイルスに初めて感染すると、胎児が「先天性風疹症候群」になる可能性があります。
また、成人になってからの風疹は子どもの場合と比べて症状が重いことが多いです。
2012年の風疹大流行の時に危惧されたように、ご本人に対するリスク以外にも周囲への感染(特に妊娠中の未感染女性への感染)を防ぐことが重要です。ちなみに副反応はほとんどなく、発熱や成人や高校生で軽い関節痛が見られる程度です。