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総合監修:二瓶 健次 先生
各専門分野の先生の紹介
体の部位アドバイス - 手・足・つめに関すること
つめ1歳5ヵ月
寄せられたご相談
足の親指が反りづめになっています。自然に治るのでしょうか。
歩き始める前からだったと思うのですが足の親指のつめが反りづめになっています。いまだに治っていませんが自然に治るのでしょうか?
それとも治療方法や病院に行った方がよいのでしょうか? またなぜこのようなつめになるのでしょうか?
先生からのアドバイス
馬場 直子 先生
乳幼児のつめは、まだ薄くて、かたちも定まっていないことが多いので、深づめに気をつけながらこまめに切って、もう少し様子を見てよいでしょう。自然に治る可能性が高いと思われます。
生まれたての赤ちゃんのつめは、とても薄くて、反り返ったかたちで生えていることが多いようです。
このため、少し伸びると、上向きに反り上がって、靴下や寝具などの繊維に引っかかりやすく、すぐに折れたり割れたりします。ときには、そのためにつめのまわりが刺激されて、炎症を起こし、赤くはれて痛がることもあります。
成長とともに、つめも次第に厚くなり、かたちもだんだん整って大人のつめのようになってきます。しかし、歩き始めの1、2歳では、まだつめは薄く、反ったかたちの子もたくさんいます。反った状態でつめが伸びてくると、引っかかりやすく、危ないので、伸ばしすぎないようになるべくこまめにつめを切りましょう。
そのとき、決して深づめにならないように、特につめの両端を斜めに深く切り込まないように、十分注意してください。
つめの端を斜めに切り込むと、「陥入爪(そう)」と呼ばれる巻きづめになってしまう可能性がありますので、気をつけた方がよいでしょう。また、靴が小さいと、爪に余分な力が働いて変形を助長することがあるので、きつい靴を履かせないようにしましょう。
現在1歳5ヵ月とのことですから、これからどんどん歩き始めて、次第につめも厚くなり、かたちも整っていくことでしょう。上記の点に注意しながら、もう少し様子を見てもよいと思います。