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入園前気がかり

好き嫌いが多くてお昼ごはんが心配でした

少しずつでも子どもが成長し続けているのがわかれば、悩みではなくなります。

J.Yさん Yちゃん (体験談当時の年齢:2歳9ヵ月頃 女 第1子)

その当時の子どもの状況と私の気持ちはこうでした

食が細いうえに、好き嫌いも多く、食べ物に関する執着や関心が少ない子でした。特に野菜が苦手でしたが、翌年から入園予定の幼稚園では、週に3回給食で、そのほかの日はお弁当とのことでした。給食だと、子どもが苦手な物も出ると思いますし、そんなとき、「まったく食べられなくて、ジッと座って時間を過ごすのだろうか」「おなかをすかせて帰って来るのではないだろうか」と、心配でした。そうした心配から、子どもが食べないことにイライラすることがあり、反面、とりあえず好きなものだけ食べて成長していればいいのか、と思うこともあって、半ばあきらめの心境だったのです。

このようなやり方を取り入れたら、こんな効果がありました

「細かく切る」は失敗、「おろし金ですりおろし、混ぜる」はまぁ成功、ほかにも「お弁当箱につめる」「かわいらしく飾る」など、いろいろ工夫してみました。周囲のいろいろな人に相談してみました。友人に子どもの様子を聞いてもらうことで、なんとなく安心したり、逆によそのお子さんの様子を聞いて不安になったりしました。また、自分の母親に相談したときには、私自身が小さいころも「食が細くて悩んだのよ」と言われて、やっぱり、私の子どもだから仕方ないんだわ、と思えたり・・・。保健所の健診で、保健師さんに、自分の悩みを優しく聞いてもらったときは安心できました。

現在の子どもの様子と私の気持ちはこんな感じです

幼稚園が始まり、お友だちと一緒に食べるようになると、その場の雰囲気で、苦手な物も食べてしまうことがあるようです。お弁当には1品ぐらい苦手な野菜を入れたりしています。お人形のリボンの形に切って入れると、がんばって食べることもあります。帰ってきてから、おやつをいっぱい食べる日もあり、そんな日は「あれ、今日は給食を食べなかったのかな?」と思います。あいかわらず、野菜全般は苦手ですが、少しずつ食べられる物が増えてきて、「きらいだけど、好きだもん」と言いながら口にする娘。そんな姿を見て、がんばっているんだなぁ・・・と優しい気持ちになっています。

同じ悩みを持つおうちの方へのエール

親が心配するほど、子どもは困っていないようです。おなかがすけば食べるものだし、給食を食べることができなくても、帰ってきてからおやつや夕食をしっかり食べればいいし。実際に、幼稚園が始まったら、気にはなるものの、「どこかで補えばいい」という考えがだんだん出てきて、私のあせりのようなものがなくなっていきました。子どもが少しずつでも、「成長し続けている」ことがわかると、悩みが悩みでなくなります。親のほうが「まぁ、いいか」と思えるまでは時間がかかりますが、「ダメでもともと」と思って、いろいろ挑戦してみてください。過ぎてしまえば、笑い話になりますよ。
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