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総合監修:二瓶 健次 先生
各専門分野の先生の紹介
生活・健康・安全アドバイス - 生活環境
生活環境0歳10ヵ月
寄せられたご相談
テレビを見せるときに、親はどのようにかかわってあげるのがよいのでしょうか?
子ども向けテレビ番組の中でも、音楽と体操があるようなものがかかると、一緒に体を動かし楽しそうにしています。テレビの見せすぎはよくないというので、番組を決めて見せています。
テレビを見せるとき、親はどのようにかかわってあげるのがよいのでしょうか?
先生からのアドバイス
白川 公子 先生
テレビは赤ちゃんにとっていろいろな刺激材料になります。テレビを見るときはおうちのかたも一緒に見て、赤ちゃんにかかわってあげることを心がけましょう。
10ヵ月ごろになると大人の動作のまねをするようになります。お子さんのようにテレビの音楽や体操に合わせて体を動かすのも動作模倣のひとつです。
これはテレビが赤ちゃんの「まねる力」「やってみたいという気持ち」を引き出すことのできる刺激になっているからです。
最近、小児科医会、小児科学会からテレビ視聴に関する提言が出されました。
確かに長時間の視聴はあまりよい影響を赤ちゃんに与えません。また家の中でテレビがつけっ放しというのも問題です。
赤ちゃんが見ていなくても絶え間なく流れるテレビの音は赤ちゃんの注意を散漫にしたり、遊びを中断させることになります。
しかし、テレビは赤ちゃんに悪い影響ばかりを与えるわけではなく、初めに述べたように、赤ちゃんの意欲を引き出す刺激になるなど、よい機会になることもたくさんあります。
テレビの視聴をするときは、赤ちゃんひとりで見せるのではなく、できるだけおうちのかたも一緒に見るようにすることが大切です。赤ちゃんに話しかけたり、一緒に踊りや体操をしてみましょう。
おうちのかたが一緒にやってくれることで共感が生まれ、さらに楽しい時間となるでしょう。