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総合監修:二瓶 健次 先生
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生活・健康・安全アドバイス - 生活環境
最近、子育てが思うようにいかなくなりました。子どもはよく泣き、「イヤ」の連発。このまま大きくなったらどうしようと不安です。
最近、子育てが思うようにいかなくなった気がします。ちょっと前に比べてよく泣くようになったし、何をするにも「イヤ」の連発。
自我がそろそろ芽生えてきたからかなとも思うのですが、このまま大きくなってしまったらどうしようと不安です。
2〜3歳児は自我が芽生え、子どももやりたいことが増えるにしたがい、うまく自己表現ができずに葛藤しています。親子で大変な時期とも言えますが、ときには周りの人の助けも借りながらのりきってください。
お母さまのおっしゃる通り、2〜3歳児の特徴のひとつに「自我の芽生える時期」すなわち「イヤイヤ期」の到来があります。
この時期のお子さんは自分の気持ちがコントロールできず、親だけでなく、お子さんにとってもつらい時期なのです。
「できること」が増えるにしたがって「できないこと」も気になり、「自分でやりたいのに、やらせてもらえない」「あの子はできるのに、自分はできない」など、いろいろなことを感じます。
子と親のペースが合わず、「・・しよう。・・してね。」・「イヤ−。」、などのやりとりが親子の間で長く続くと、おうちのかたも疲れがたまる一方だと思います。
そんな時は、指示ではなく自分からしてみたくなるような声がけをしてみましょう。
「出かけるから、靴をはいて」ではなく「お外にでたらお花がみられるかな?」など。また、「ほめて育てる」ことも大切ですが、「叱る」ことも大切です。「命にかかわること」や「これだけは譲れない」ということを、もしお子さんが理解していなければ、叱ってでも伝えるべきだと思います。
ほめることと叱ること、どちらも子育てには大切なこと。でもそれらをひとりで抱え込んでしまっては、お母さんも大変です。お子さんとふたりきりの毎日が続いているのであれば、夫や祖父母、ママ友だちなど頼りにできる人や場所をつくり、ときには子どもから離れてみるのも良いのではないでしょうか。
お子さんが2〜3歳のころは、おうちのかたにも育児疲れが出る時期です。「ほかの人の手を借りること」や「じょうずに息抜きをすること」を覚えて、こどもの育つ力を信じマイペースで親子一緒に成長していけたらいいですね。