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友達のトラブル

貸し借りや順番、子どもが守れるようこんな働きかけをしてみました

一見しただけでは誰のかわからないおもちゃを持参し、友達と遊具を共用しながら遊ぶ楽しさを教えました。

N.Sさん Hちゃん (体験談当時の年齢:2歳0ヵ月頃〜2歳8ヵ月頃 女 第1子)

その当時の子どもの状況と私の気持ちはこうでした

とにかく自分のおもちゃをお友達に貸してあげることができず、自分のおもちゃをお友達が触ろうとしただけで、さっと取り上げ、触られないようにお片づけしてしまったり、自分はブランコなどの他の遊びをしているのに、自分のおもちゃで遊んでいる子を見つけると「Hちゃんのなのにー」と泣き出す始末。またお友達のおもちゃなのに気に入ると自分の物のように独占し、返せなくなってしまうことが気がかりでした。

このようなやり方を取り入れたら、こんな効果がありました

なるべくプリンの空き容器や洗剤などの計量スプーンなど、よくよく名前を見なければ自分のものとの見分けがつきにくいものを、数多く持って行くようにして、他のお友達が使っていても自分のものとは分からない状況を作りました。どうしても自分のを取り上げようとする時にはそれぞれに同じものを渡して、混乱や取り合いの起こらない状況を作ってやることで、子どもの独占欲を和らげてみました。さらにお友達と遊具を共用しながら一緒に遊ぶと楽しいことを教えました。例えばひとつのスコップを順番に使って一緒にお山を作ったり、ボール遊びなら、親が手伝いながら投げあいっこさせるなど、順番を守ったり、貸し借りをしながら遊ぶことを繰り返しさせることで、なんとなく状況も改善されたように思います。

現在の子どもの様子と私の気持ちはこんな感じです

その後子どもは順番や交換の意味がわかり始め、最近では自分から「順番だよ」などと友達に教えてあげています。成長とともに自然と身についたものかもしれませんが、大分安心して見ていられるようになりました。更に最近では小さい子には自分から譲ってあげたり我慢したりすることも覚えてきたようです。

同じ悩みを持つおうちの方へのエール

貸し借りができなかったり、順番が守れなかったり、それは自我が目覚めて独占欲が強くなっている証拠。あまりあせってもダメダメ言っても、子どもにはまだわからないようです。子どもが小さい内はやはり口で言うよりも、親が一緒に遊ぶように心がけて子ども同士の仲を取り持つのも良いように思います。後は3歳近くなれば自然とルールがわかってくるようなのでひたすらその時期を待つと言うのもひとつの手だと思います。
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