知らないうちにかかっていることもあるといわれるおたふく風邪。かかっていたとしても予防接種をして大丈夫ですか。副反応についても教えてください。

おたふく風邪の予防接種は「任意接種・生ワクチン」で、1歳から受けられます。
おたふく風邪は無菌性髄膜炎や脳炎などの合併症、難聴という後遺症を引き起こします。

お母様のおっしゃる通り、3歳くらいまではおたふく風邪の典型的な症状が出ずに感染することもあります。かかったかどうかを調べたい場合は、医師に相談すると血液検査で抗体を調べることも可能です。
おたふく風邪にかかっていたのに、さらに予防接種をしてしまっても、特に問題はありません。
むしろおたふく風邪の抗体価が高まる効果もあります。アメリカなどはワクチンの2回接種を行っています。

副反応としては、2〜3週間後に耳下腺がはれたり発熱するケースがあります。また数千人にひとりの割合で無菌性髄膜炎を起こすこともありますが、後遺症なく治ります。
接種後もしも嘔吐や頭痛、けいれんが見られたら、すぐに小児科を受診してください。