2020年6月1日
SDGs(エスディージーズ)
=「持続可能な開発目標」とは何か
地球に生きる人々は今、環境破壊や資源の枯渇、地球温暖化など、数多くの課題に直面しています。このままでは、人類が豊かに平和に暮らし続けていくことができなくなるという危機感が高まる中、2015年に国連で採択されたのが、「持続可能な開発目標(Sustainable Development Goals)」=SDGs(エスディージーズ)です。
「持続可能な開発」とは、現代の人々にも暮らしやすく、将来の世代もよりよく暮らし続けることができる開発のことです。貧困や飢餓、環境破壊、気候変動、ジェンダーや人権といった、幅広い課題の解決に取り組みながら、持続可能な経済成長を目指すため、2030年までに達成するべき17の目標とそれに次ぐ169のターゲット、達成の度合いをはかるための232の指標が設定されました。
17の目標には、
「貧困をなくそう」
「質の高い教育をみんなに」
「ジェンダー平等を実現しよう」
「安全な水とトイレを世界中に」
「住み続けられるまちづくりを」
「つくる責任つかう責任」
「海の豊かさを守ろう」
「平和と公正をすべての人に」
などが掲げられています。
SDGsに関する記事はこちら
SDGsではまた、「誰一人取り残さない
(Leave no one behind)」ことが強調されています。
開発途上国・先進国を問わず、国連をはじめとする国際機関、各国の政府、企業、学術機関、市民、大人から子どもまですべての人が目標達成のために行動することが求められており、世界中でSDGs達成のための取り組みが広がっています。
日本政府・企業を中心に
広がっているSDGsの取り組み
日本でも政府はもちろん、多くの企業でSDGsを活用した取り組みが活発に行われています。さらに、持続可能な社会づくりの担い手を育てるため、学校教育の場を中心として「持続可能な開発のための教育(ESD)」も始まっています。
(※)ESD=Education for Sustainable Development
持続可能な社会について考えることは、未来の地球を担う子どもたちにとっても、とても大切なことです。この機会に、家庭でもSDGsについて子どもに伝え、一緒に学ぶ機会を作ってみましょう。持続可能な社会をつくるために私たち一人ひとりに何ができるのか考えることは、自由研究などのテーマに適しているだけでなく、子どもたちの探求心や学ぶ姿勢も深めてくれるはずです。
[参照元]
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SDGsとは? | JAPAN SDGs Action Platform | 外務省
https://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/oda/sdgs/about/index.html
中学生向けの副教材『私たちがつくる持続可能な世界~SDGsをナビにして~』(外務省・日本ユニセフ協会作成)
https://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/oda/sdgs/pdf/sdgs_navi.pdf