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世界の国の数はどれくらい?国連加盟国の数など世界の国について3つを紹介

この記事では、世界の国の数はどれくらいかを、3つの面から解説します。また、世界の地域経済機構の代表的な「EU」、「ASEAN」、「OECD」、世界の国の海外領土と自治領などの概要の説明もしています。ぜひ参考にしてみてはいかがでしょうか。

世界の国の数はどれくらい?

世界の国の数はどれくらい? 世界の国の数はどれくらい?

みなさんは、世界の国がどれだけあるかご存じでしょうか。大体の数は分かるという方もいれば、学校で習ったはずだけど忘れてしまったという方もいるでしょう。いずれにしても正確な数を言える方は少ないのではないでしょうか。

実は、世界の国の数は正確にいくつと断定することはできません。それは組織や団体によって国と定める基準が違うからです。それぞれの組織や団体が定める国の数はいったいどれくらいなのでしょうか。

■国家の要件とは

国家とは、ある一定の地域に住む人間の集団からなり、人々が安心して暮らせるように形成した政治的共同社会のことです。領土、人民、主権の3つの要素で成り立っています。

どの国家も国境で区切られた領土を所有しており、人民によって構成されています。そしてその土地と人を守り、国を統一するために必要なものが主権となっています。

世界の国について3つの観点

先ほど世界の国の数は、組織や団体によって違うと説明しましたが、それぞれ具体的にいくつと定められているのでしょうか。日本と国連で定められている数、そして国と認められていない数を紹介していきます。

■1:日本が国として認めている世界の国の数

日本が国として認めている世界の国の数は、日本を含めた196カ国です。最近では、ニュージーランドの北東にある小さな島ニウエとクック諸島、そして東アフリカに位置しスーダンから独立した南スーダンを承認しました。

■2:国連に加盟している世界の国の数

国連に加盟している世界の国の数は日本も含めて193カ国です。日本が国家と認めているバチカン、コソボ共和国、クック諸島、二ウエは国連には入っていません。一方、日本が国と認めていない北朝鮮は1991年に韓国とともに国連に加盟しています。

■3:日本が承認していない国

日本が国家の承認をしていない独立国または主権実体は2018年の時点で次の通りです。北朝鮮、パレスチナ国、サハラ・アラブ民主共和国、台湾、アブハジア共和国、南オセチア共和国、北キプロス・トルコ共和国、マルタ騎士団。

世界の国の地域経済機構3つ

地域経済機構とは、さまざまな国をまたがって組織された国際機関のことです。国連もその1つですが、ここでは同じ地域に限定して組織されたEU、ASEAN、OECDの3つがどのような機関なのか、また何カ国加盟しているのか紹介していきます。

■1:EU

EUとは欧州連合のことで、ヨーロッパに位置する国が主な加盟国です。通貨の統一や、外交・安全保障、警察・刑事司法などで協力していくことを目的として設立されました。多くの国では国境をまたいだ行き来が自由で、共通の通貨であるユーロが使用できます。

加盟している国

現在の加盟国は27カ国です。

具体的には、アイルランド、イタリア、エストニア、オーストリア、オランダ、キプロス 、ギリシャ、クロアチア、スウェーデン、スペイン、スロバキア、スロベニア、チェコ、デンマーク、ドイツ、ハンガリー、フィンランドがあります。

加えて、フランス、ブルガリア、ベルギー、ポーランド、ポルトガル、マルタ、ラトビア、リトアニア、ルーマニア、ルクセンブルクも含まれます。

イギリスが離脱した経緯があり、ニュースで大きく取り上げられました。

■2:ASEAN

ASEANとは東南アジア諸国連合のことで、東南アジアの国々が加盟しています。地域の平和や経済成長を図るため設立されましたが、近年の経済成長は著しく、世界中から注目されています。

加盟している国

初めの加盟国は、当初インドネシア、マレーシア、フィリピン、シンガポール、タイの5カ国でした。その後、ブルネイ、ベトナム、ラオス、ミャンマー、カンボジアが加盟し、現在は10カ国となっています。

■3:OECD

OECDとは、経済協力開発機構のことで、ヨーロッパをはじめとする先進国が加盟しています。1948年に設立したOEEC(欧州経済協力機構)が、北米と欧州がと対等に協力し合うために改組され、1961年にOECDとなりました。

さらなる経済成長への貢献や発展途上国への支援、平和的な貿易の拡大を目的としています。

加盟している国

当初は、オーストリア、ベルギー、デンマーク、フランス、ドイツ、ギリシャ、アイスランド、アイルランド、イタリア、ルクセンブルク、オランダ、ノルウェー、ポルトガル、スペイン、スウェーデン、スイス、トルコ、イギリス、アメリカ、カナダが加盟していました。

のちに日本、フィンランド、オーストラリア、ニュージーランド、メキシコ、チェコ、ハンガリー,ポーランド、韓国、スロバキア、チリ、スロベニア、イスラエル、エストニア、ラトビア、リトアニア、コロンビアが加わりました。

よって、現在は37カ国となっています。

世界の海外領土と自治領

海外領土とは自分の国以外に所有している領土のことで、自治領とは国の一部でありながら広範囲な自治権をもつ領土のことです。

アメリカや、イギリスをはじめとするヨーロッパ諸国が世界中に領土を所有していますが、例えばカナダやニュージーランドはイギリスに属していながら、法的には独立国家と認められています。

国の数は国や組織の定める基準により異なる

国の数は国や組織の定める基準により異なる 国の数は国や組織の定める基準により異なる

世界の国の数について解説しましたが、いかがでしたでしょうか。

ちなみに、トラベラーズセンチュリークラブというアメリカに拠点を置く旅行愛好者の団体では、独自の基準により、世界の国、または国に準ずる地域の数を329カ国としています。日本が認めている世界の国の数は196カ国なので、幅広い地域を承認しているのがわかります。

このように世界の国の数は国や組織の定める基準によって違いがあります。国の情勢によっても増えたり減ったりするので、世界の国々について知識を深め、世界全体の平和や公正のためにできることを考えていきましょう。

【この記事に関連する目標】

※他の目標とも関連していますが代表的なものをあげています。

[参照元]

※参照元サイトのURL変更や掲載期間終了により、ページが閲覧できない可能性があります。ご了承ください。

『南スーダン共和国』(外務省)

https://www.mofa.go.jp/mofaj/area/s_sudan/data.html#section2

『クック諸島』(外務省)

https://www.mofa.go.jp/mofaj/area/cook/data.html

『欧州連合(EU)概況』(外務省)

https://www.mofa.go.jp/mofaj/area/eu/data.html

『ASEAN(東南アジア諸国連合)概況』(外務省)

https://www.mofa.go.jp/mofaj/area/asean/page25_001325.html

『OECD(経済協力開発機構)』(外務省)

https://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/oecd/gaiyo.html

『SDGs SDGs17の目標』(公益財団法人日本ユニセフ協会)

https://www.unicef.or.jp/kodomo/sdgs/17goals/

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